「ある夏の平日、9時~14時、大分市明野高尾から50代女性4名が、原尻の滝へ。
涼しいところ』、『景色がよいところ』、『昼食が食べられる場所』を案内してくださいよ~とのご依頼。
あなたなら、どのジオサイトを、どのようなルートでご案内されますか??」



2015.1.28(Wed)18:00-20:00、@神楽会館

 

おごめ~ん、大分のtakatch親方です(`・ω・´)ゞ
昨夜は、おおいた豊後大野ジオパークジオガイド養成連続講座。後期の4回目です。
当初予定の「話し方・接遇」⇒「地理・交通」にテーマ変更。
(話し方・接遇は、2月25日(水)に開催。)
まさに豊後大野の土地を眺める&ガイド同士の交流を深められる回でした☆
その模様をご紹介いたします!


今回は、ワークショップ方式(体験活動)。
4~5人の班に分かれる→テーマについてみんなで考え話し合う→全体の前で発表と、これまでの座学とは趣が一風変わりました。
今回は、冒頭で説明した条件に似合うジオツアーをみんなで考えました☆
実際にガイドとなると、各お客様のニーズ&その時の状況に合わせ、多種多様・臨機応変な対応が必要となります。
そのためには、豊後大野の土地・道・各地で取り組める活動(川遊び体験・食事など)知る必要があります。
受講生同士が意見を交わすことで、他人の意見・感覚を知ることができる(=視野が広がる・多様な感覚)とのことです。

▽班に分かれ、テーマ(条件)を伺います。
 
▽この記事冒頭、実は今回のテーマです。改めてご紹介いたします。
「ある夏の平日、9時~14時、大分市明野高尾から50代女性4名が、原尻の滝へ。
涼しいところ』、『景色がよいところ』、『昼食が食べられる場所』を案内してくださいよ~とのご依頼。
さあ、みなさまなら、どのジオサイトを、どのようなルートでご案内されますか??」


そして班で、実際にコースを考えます。
各自の知識、そして豊後大野の地図やパンフレットを駆使して…


「涼しいところは…」、「山と川両方見られるといいね」、「ここは下まで下って壮大さを実感してもらおう」、「食事は原尻の滝へ帰る途中にしようかな」など、各自の考えを出し、コースを1つに決めます!
▽うちの班のコースも、一通り固まりました☆

そして、各班で考えたコースを、全体に発表&共有!
実際に発表する=ガイドの基本&他の班・受講生の考え方を知ることができます☆
この夜の部では、3班+執行部1班の発表が行われました。

▽1班。班メンバーがオール女性ということで、女性に配慮したコース設定とのこと。
 
▽「原尻の滝~川上渓谷~滞迫峡~轟・出会橋~キッチンうすだ~道の駅きよかわ~原尻の滝」
 女性は「見たい!食べたい!買いたい!」が好きだそうで、観光+食事やお土産時間や場所も充実。
 また、事前連絡できるならば、「動きやすい靴でお越しください」とお願いされるそうです。
 
▽2班。ベテランが考える涼と食を求めたコース。

▽「原尻の滝~滞迫峡~出会・轟橋~沈堕の滝~道の駅きよかわ~イ里楽の里~原尻の滝(+辻河原の石風呂)」
 わりと時間にゆとりを持たせている→臨機応変に対応できる・疲れが少ないとのこと。
 
▽3班。私も属したオール男性班→女性をおもてなし!?(笑)
 テーマは、「豊後大野の涼~山・川・豊~」。私がガイド!?
 
▽「原尻の滝~滞迫峡~出会・轟橋~御嶽山(中腹)~岩戸の景(車窓)~沈堕の滝~道の駅きよかわ~緒方井路(車窓)~歴史民族資料館~原尻の滝」
 場所も多い&見所や目的もたくさんございますが、今回は割愛(笑)
 
▽4班。執行部(市役所)のみなさまが参戦!

▽「原尻の滝~滞迫峡~出会・轟橋~白山渓谷・稲積水中鍾乳洞~道の駅きよかわ~浜嶋・吉良酒造~原尻の滝」
 参加者から出てこなかったスポットをあえて選ばれたそうです(笑)
 
各発表について、参加者や執行部からたくさんの意見が出ました。

  • 「夏の昼間はとにかく暑い。。。→橋の下まで下りるというのは実はしんどい。。。」
  • 「お客様と相談してみる→『体力があれば、橋の下までおりてみますか?』など問いかけてコース設定」
  • 「大人でも、川遊びに興奮する方が案外多い。」
  • 「滝の近くまで行って、水しぶきを感じられるのも面白いんじゃないかなあ??」
  • 「時間がタイト過ぎるね。。。疲れないかい??」
  • 「歴史民俗資料館で振り返りができるというのは素晴らしいアイデアだと思う☆」

・・・などなど。
批判も賞賛も、すべて学び。こうして様々な方の考え方・感覚を学べたのは貴重でした☆


なお、事務局個人的なお話。
今回、全体発表を務めさせていただいた私。

・・・自分の色を出しまくりました!(笑)
ガイド・企画で、事務局メンバーらしさを出しました(笑)
(もちろん主役は観光客やジオですが…ただ、ガイドの個性も大事。)

たとえば…
・「山や川にたくさん行くので・・・ツアーテーマは『山・川・豊』ですね(^・ω・^)bキリッ!」(←ダジャレ)

・「♪アメリカ~ば~し~の たもとぉ~♪」(←歌う&年齢詐称を疑われるネタ)

・「…と、アメリカ橋はございませんが、石橋がたくさんある豊後大野へいざ出発!(^o^)b」(←かっこつけw)

…と、目立ちたがり屋&堅苦しい発表が苦手(どこかでネタやオチを入れたがる)な私がここで一発かまします!(笑)
ただ、大事な内容もしっかり、ゆっくり真剣に説明しましたよ。
(「実は、ジオって災害・防災も大切。自然の脅威だってある。でも、それに負けない人間の努力もある」など。)
「ふざけているようで、実はかなり大切なメッセージを伝えている・体験させている」というスタイルも好きなので♪
そして、心の中で、「20代の若輩者だって頑張っているんだ!」と主張したいと思っていました。


そんな私の発表後。
緒方のベテラン観光ガイド
これは素晴らしい内容&感心したよ!20代の若者で、こんな柔軟な発想ができるのは素晴らしい☆ずっとその姿勢を大切にしてくださいね☆

…非常にうれしいお言葉でした☆
もしかすると苦言を呈されるのでは…と、覚悟していただけに…(失礼ながら)
ベテランガイドから認められ、うれしかったです☆
ガイドのスタイルに絶対的な正解はないでしょう(むしろ相手次第=相対的)。
ただ、今日の私のスタイルについては、ひとまず賛同してくださる方がいらっしゃったのは嬉しかったです☆間違いではないんだと。
今日のこと(自分の核)を大切にしつつ、他の方の姿も拝見し、参考にして自分のガイド技術を向上させてまいります!

…と、個人的なお話で失礼いたしました。
ただ、それだけ学びや手応えを感じた今回の講座。
実践の場は貴重で、そこで挑戦することが大事でしょう!
ただ単に講座内容のご紹介だけではなく、たまには個人の感想・嬉しかった出来事もということで、今回述べさせていただきましたm(__)m


次回の講座は、2月11日(水)。テーマは「防災」です。
私もガイド中に述べさせて頂きましたが、ジオパーク(自然とのかかわり)では防災・災害面も忘れてはなりませんからね。
この分野も楽しみにして学ばせていただきますm(__)m



さあ、自然+そんなマンパワーも多く集うおおいた豊後大野ジオパーク。
市民やガイドが手ぐすね引いて待っております!おもてなししまっせ♪
ぜひ豊後大野へお越しくださいませ♪

 

 

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