”「特攻隊=知覧」だけじゃない。 鹿児島大隅半島の地からも、若き命が特攻隊として飛び立った。
 ぜひ、この大隅半島で平和について学ぼう! そして、各地域の足元の平和から考えよう!”

 

2014.11.22-23、鹿児島県鹿屋市国立大隅青少年の家ほか

おごめ~ん、大分のtakatch親方です(`・ω・´)ゞ

 

今回は、11月22-23日に鹿児島県で行われた「第45回九州青年祭 in Kagoshima」をご報告いたします☆Part2!
▽※画質が悪くて申し訳ございません。。。なないろベース作成オリジナルイベントバナーです。

 
※長文のため、2記事に分けて更新いたします。
  今回は、2日目(平和学習)についてご紹介いたします!


【日程】
<1日目(22日)>※前回紹介分
(1)開会式・オープニング
(2)基調講演(「足元の平和を見る」)
(3)大交流会・プチ交流会

<2日目>※今回紹介分
(1)フィールドワーク・全体会(大隅半島の特攻隊戦跡をまわって)
(2)閉会式
<感想・学び>




<2日目>
2日目は、平和学習です!大隅半島にある戦跡をガイドとともに周り学習します。
ガイドは、ラストサムライこと、東串良まちあるき団体の代表を努められる北園氏です☆(ちょんまげは地毛です!)
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(1)フィールドワーク・全体会(大隅半島の特攻隊戦跡をまわって)

鹿屋市内(串良町・市街地)の戦跡4ヶ所を周りました。
以下、鹿屋特攻隊の概要&戦跡を順番にご紹介いたします。
 

0)鹿屋での特攻隊について

太平洋戦争、日本は真珠湾攻撃で奇襲。
奇襲後、日本はアメリカと講和を結ばず、次々に進駐。
しかし、ミッドウェー海戦で敗れ、日本は守勢に転じます。
日本はいよいよ本土決戦へ備えます。
当時の南九州。志布志湾周辺は、米軍から狙われていたと言われます。
熊本鎮台という重要基地が熊本にある→太平洋に面する志布志・鹿屋地域は要衝だった。)
そこで、この地域に海軍特攻隊の教育訓練校が設立されました。
そして、いよいよ日本が窮地に立たされたとき、教育訓練校は実働部隊へ。
(※大隅=海軍、知覧=陸軍の特攻隊です。)
この大隅の地から、908名もの若者が飛び立ちました。
 

1)串良平和公園

昭和44年、戦争の悲惨さを後世に伝える&人類の恒久平和を願うため、慰霊碑や公園が整備されました。
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今回、献花と黙祷をいたしました。
私たちと同世代(もっと若い方も)の方々が国のために命を落とされました。
二度と戦争を起こしません。
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なお、会場では「黒土まつり」という地域振興イベントも行われておりました☆
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さらに、この公園そばの道路は、航空隊滑走路だったそうです。
(あいにく画像はございませんが…。)
こうした、いわば何気ない足元にも、戦争の足跡があるのですね。

 

2)串良海軍航空基地地下通信壕(※個人の私有地)

機上の特攻隊員と通信し、命令を出したり特攻隊最後の電信途絶を確認したりした施設です。
本土決戦にあたり、通信司令室は重要な施設です(ここを攻撃されると指揮を取れない)。
そのため、地下という場所&コンクリートで頑丈に作っております。
(なお、この地下室を作るために必要な椿木材を小中学校で集めさせる→たくさん集めると表彰されたというエピソードも。)
▽解説板
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▽民家の庭先にあります。入口は頑丈に作られています。
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▽階段を下ります
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▽地下にしては、天井が高く頑丈な施設です。
 ここで、特攻隊員の最期を確認したのかと思うと、胸が痛くなりました。
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3)陸軍八十六師団積部隊地下壕兵舎跡(※個人の私有地)

米軍が南九州へ上陸することが予想されます。
そこで、肝付町内之浦に陸軍司令部が置かれ、志布志湾岸に砲台などの要塞が築かれました。
しかし、万が一水際陣地が防げなかった場合に備え、積部隊は串良にこの地下壕陣地を築いたそうです。
なお、終戦により使用はされなかったそうです。
▽現在は個人のサツマイモ貯蔵庫になっております。
 こうした生活の中にも、戦跡あり。
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4)海上自衛隊鹿屋航空基地史料館

現在は自衛隊鹿屋航空基地となっております。
史料館では、海軍や特攻隊の歴史が紹介されております。
東郷平八郎はじめ、大分県竹田市の広瀬武夫の紹介コーナーもございました。
また、零戦の模型もございます。
あいにく時間が少なく、遺書など史料をほとんど読むことができませんでした。
ただ、同じ世代が親への別れ&感謝の言葉が綴られているのを見て、これまた何ともいえない気持ちになりました。
▽史料館
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▽館長より説明
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▽零戦の模型
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なお、昼食はこちらで海軍カレーを頂きましたカレーライス
コクがあり、美味しいカレーでした♪
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5)全体会

自然の家に戻り、班に分かれて、各自のフィールドワークの感想を共有。
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さらに、班での感想を、全体で共有。
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[我が班の感想・学び]

  1. 重要だけど知らないことが多かった」→なかなか行く機会のない場所に行けた。
  2. 平和を次世代につなげたい」→戦争体験者も少なくなっている現実
  3. 地元での認知・保全活動が課題であり大切でもある」→価値のある戦跡があっても、地元住民がその価値を知っていなけれ意味がない。
  4. 同世代の方々が特攻に行かれたことの意味(辛さ、今の平和日本があるなど)を感じた」

さらに、日青協副会長からの講評も。

  • 自分の地域を知ろう(身近で出来る平和学習もある)
  • 「青年団活動している=すでに一歩踏み出している状態⇒次の2~3歩を進めてほしい

 

(2)閉会式

1泊2日の日程もあっという間に最後のプログラムへ。
主催者からお礼と実行委員会メンバー紹介がございました。
実行委員の皆様、大変お世話になりましたm(__)m
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また、来年度の九青祭開催地、長崎へ引継ぎが行われました☆
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最後に、全員で九州・全国・青年団活動のエール交換を行いました!
リーダーの発声に合わせて、みんなで大きな声でエールを送りました☆
九州は1つ!」☆
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これにて、全日程終了です。

 

<感想・学び>

☆テーマ・主催者の想い(コンセプト)が大いに伝わってきた九青祭だった

7回目の九青祭参加でしたが、今回ほどコンセプトがはっきり伝わってきた九青祭は初めてだったという個人的な印象です☆
(※決して、これまでの九青祭のテーマが曖昧だったというわけではございません。どうか誤解なさらぬよう…。)
「平和」、「大隅半島」というキーワードに沿った内容で一本筋が通っていた今回。
そこには、「大隅半島からも特攻隊が飛び立ったんだよ!その歴史を知ってほしい!」という主催者の強い想いがあるからでしょう!
後年、今回の九青祭を思い出す際、「鹿児島の時は平和学習を頑張ったなあ」と、印象が強く残るでしょう。
例年のように、数種類のフィールドワークがあるのもよいですし(自分の興味のある分野を選べる♪)、今回のようにコーステーマを1つに絞る運営方法もありだなと感じました☆

 

☆初大隅!単なる観光だけではなく、平和について学習できたことが付加価値

念願の大隅半島☆足を踏み入れるだけでも楽しみで、大興奮でした♪
(今回の開催地が大隅半島と知った時、ガッツポーズしそうなほど嬉しかったです(笑)
もちろん、初めての地を純粋に観光を楽しむのもよし。
ただ、今回のように「平和学習」というテーマを定める&ガイド(専門家)と学習形式を経験すると、単なる観光よりもより有意義(プラスαがある)な気がします(主観で失礼)。
「初めて尋ねる場所で、いきなりがっつり学んだで~!」って、自己満足かもしれませんが、結構すごい/貴重な経験かもしれません。
(まあ、せっかく時間とお金をかけて訪ねているので、有意義にしなきゃね!)

 

 

☆「特攻隊」について初めて学習した(新たに視野が広がった)

平和学習はこれまで体験しましたが、いずれも「原爆」「空襲」関係の内容。
「特攻隊」という視点から平和を考えたことは、実は初めて。
(恥ずかしいことなのか、はたまた、この機(20代のうちに)に学べたことだけでも有意義だったのか。)
戦争や平和について、今回さらに身近に感じることができました。
今夏の長崎平和集会では、「被爆2世3世問題(→私たち世代にも関係する)」、
この鹿児島では、「特攻隊員(→私と同世代の若者)」という意味です。
よって、平和学習をさらに頑張ろうと感じました。
今回、特攻隊という新たらしい観点を学びました。

 

☆大分、豊後大野を再確認しよう(新しい学び・発見・魅力と出会えるはず!)

今回、随所で「ふるさと(足元)を知ろう!」と学びました。
大分にも、豊後大野にも戦跡はございます。
もちろん、これ以外にも歴史や自然、食べ物、そして人など、まだ知らないふるさとがたくさんあるはず!
ふるさとを学ぶことで、新しい発見があるはずです。魅力や課題、あると思います!
(豊後大野の場合、例えばジオ学習を通じ、魅力や課題に出会っている最中です。)
そこから、また青年団で出来ることを活動として、なないろベースのみんなと活動して参りたいです!

 

☆「薩摩語録」が参考になる!

頂いた資料の中に、鹿児島の青年団パワーアップ戦略なるものがございました。
鹿児島(青年団?)に昔から伝わる教訓語録です。
1日目の講演でも登場した「泣こかい、飛ぼかい、泣こよかひっ飛べ」も紹介されておりました!
たくさんの語録があった中で、私が特に参考になった語録をいくつか紹介いたします(詳細は割愛)

  •  「ハッタリ8分に嘘2分
  •  「誉められたら小さくなれ、がられ(叱られ)たら胸を張れ
  •  「カラオケボックス行くならスナックに行け、カラオケ歌うより畳の上で語れ
  •  「1×5=5、0×5=0

▽語録集です(横向き失礼)
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☆若い参加者が増えている印象(世代交代も少しずつ始まっている印象)

今回参加者を見て感じたのが、20代前半の参加者が多くなった印象です!
私も若造ですが、さらに私よりも若い参加者が増えております!
少しずつ、青年団活動も新しい世代につながっていっているのかなと。
(逆に言えば、これまでよくお越しくださったベテランのみなさまの姿が少なくなっているのも寂しい・・・。)
ここは1つ、前向きな傾向だなと感じました☆

 

☆大分、豊後大野から一緒に参加する仲間を増やしたい!

今年はこちら側でミスがあり、あいにく告知が上手にいかず。。。
せっかくこうした有意義な事業があるので、地元の仲間にもこの興奮を味わってほしいなと思います☆
九州というフィールドを知ると、きっとよい刺激もあるはず☆
(もちろん、地元の活動も大切です☆)
なお、仮に来年も大分からの参加者が私1人だけでも、しっかり参加予定です!
(決して義理や責務ではございません。好きだから行くのです☆
「なぜあいつは、あんなに九州や全国に行くのだろう??きっと楽しい/有意義だからか?」と思ってくれるメンバーが増えてくれると嬉しいです♪)


…と、以上です。
鹿児島の皆様、申し込み段階より大変お世話になりました!ありがとうございましたm(__)m
また、長崎の皆様、来年はよろしくお願いいたします&頑張ってくださいm(__)m
参加者の皆様、お疲れ様でした&お互い各地元で頑張りましょう&またお会いしましょう☆

読者の皆様も、最後まで読んでくださりありがとうございましたm(__)m
長文乱文、毎度申し訳ございません。
ただ、せっかく参加した有意義なこの事業。みなさまにも共有したい部分がございましたで、こうして発信いたします!

以上、第45回九州青年祭 in Kagoshimaの模様でした☆

 

YouTube青年団・地域活動✎」動画集https://youtube.com/playlist?list=PLCP8H0iqHBwD-_AZAG6c_M8gos44YcwqS

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