2013.2.3(Sun)、@大分県佐伯市大手前櫓門前特設会場
おごめ~ん、大分のtakatch親方 です(`・ω・´)ゞ
次なる神楽レポは、佐伯市での神楽大会の模様です☆
佐伯市内外の神楽座が一同に奉納いたします!
「佐伯神楽系(蒲江系)」「日向系」「大野系」と、流派だけでなく系統の違いも堪能できる神楽大会です♪
今回で3回目。私は初参加です!
地元の神楽座が2つ参加&地元青年団員も登場とのことで参加しました!
以下、神楽大会の模様をレポいたしますっ(--)>>
※一部しか見ておりませんことをご了承願います。
☆佐伯神楽保存会(佐伯市)
○「御綱」(みつな)
綱(晒し布)を神が真剣で斬る演目。
厄や魔を斬り鎮める演目でもあり、一説には大蛇退治の場面に見たてているとも。
▽鬼面が2柱。子どもを襲います!! 大野系の「柴曳」を彷彿とさせます!
▽真剣で綱を斬ります!見ごたえあり!!
▽なんと、切り取られた綱を私も頂きました♪よいことがありますように…(笑)
☆赤八幡社子供神楽(津久見市)
○「長刀(なぎなた)」
神聖な力宿る長刀で禍を断ち切る演目。
▽小学生~中学生(?)が奉納。 佐伯系神楽は、神事的な神楽ですね!
☆重岡岩戸神楽保存会(佐伯市宇目)
○「武者(むしゃ)」
八百万の神々が、天の鹿児弓を持ち、岩戸開きを祝う演目。
▽宇目町はその昔岡藩&大野郡だったという話を耳にしたことがございます(※誤りの可能性あり)。
そのためか、大野系神楽(御嶽流)を継承されております。
この武者舞は、のびやかかつ勇壮に舞われました☆
☆河内神楽保存会(佐伯市蒲江)
○「恵比寿大黒舞(えびすだいこくまい)」
・大黒=大国主命で、五穀豊穣の神。
・恵比寿=事代主命(大国主命の子)の説があり、漁業や商業の神。
この2神によるおめでたい演目。
▽にこやかな2神が、会場を練り歩き、幸をふりまいておりました♪
☆浅草・犬山神楽保存会(豊後大野市大野)
○「五穀舞(ごこくまい)」
スサノオノミコトが保食神を斬り殺す。その遺体から沸いて出た五穀の種を田畑に撒く演目。
▽スサノオ(右)が保食神(左)を斬る場面!
▽田畑に五穀の種を撒きます♪今回はお菓子を撒きます!
☆板井迫神明社神楽座(豊後大野市朝地)
○「柴曳(しばひき)」
天児屋根命が天の真榊を根こそぎにする演目。
▽今回は贅沢に3人立。うち1人は中学生です!(もう1人子どもだった気も・・・)
▽会場内で力比べします!
☆重岡岩戸神楽保存会(佐伯市宇目)
○「貴見城(きけんじょう)」
海幸彦・山幸彦の兄弟神にまつわる演目。
▽兄弟神はじめ多くの神様でにぎわいます!
▽貴見城の魚の様子を表しているとか。かっこいい太刀捌きです!
☆直川佐伯神楽保存会(佐伯市直川)
○「恵比寿大黒舞(えびすだいこくまい)」
▽直川佐伯神楽さんもおめでたい演目を披露。人気の演目だそうです♪
☆浅草・犬山神楽保存会(豊後大野市大野)
○「岩戸開(いわとびらき)」
天岩戸もこもられた天照大御神を外に導き出す演目。
▽岩戸の前で、八百万の神々&アマノウズメが賑やかな宴を開きます♪
天照大御神「外が賑やかじゃ…何事じゃ?」
天岩戸を少し開きます。
その時!高天原(神々の世界)一の力持ち:手力雄命が一気に岩戸に手をかけます!
そして、無事に岩戸が開き、世に光が戻りました☆
☆直川佐伯神楽保存会
「庭(*)(にわび)【湯立】」
(*)…火へんに、「僚」のつくり
湯立て神楽。煮えたぎる湯に笹を浸けて、頭からかぶります。
大分県内にはいくつかの湯立て神楽があります。各々に由来があります。
佐伯神楽では、武内宿弥・日美宿弥の兄弟神が争い、真意を見定めるため、釜の中の横刀(たち)を取りたるを起源としているそうです。
▽釜の湯をかき混ぜます。
▽湯霊をとります。
▽湯をかぶります!実に壮観!爽快!
▽観客に湯しぶきをかけます。このしぶきを浴びると、無病息災となるとか☆
▽最後は釜を掲げて終了。かっこよい演目でした☆
☆宇目神楽保存会
○「神逐(かみやらい)」
悪さをするスサノオノミコトを八百万の神々が追放する演目
▽スサノオVS八百万の激しい闘いが見所です!
…と、この後も神楽大会は続きます。
しかし、あいにく私はここにてお暇いたしました。。。
今回、あらゆる系統の神楽を堪能できたのがうれしかったです♪
私自身、演劇性に富んだ大野系神楽になじみがございます。
しかし、佐伯系の神事的な採物神楽もよいですね♪
まさに人々の祈りをこめた舞という印象でした☆
大分県内各地で神楽が盛んだと実感しました!
そして、各地の神楽には個性があり、興味がわきますね^^
以上、第三回佐伯三の丸神楽大会のレポでした!
おわり
#HP→http://www.geocities.jp/takatch2002/