おごめ～ん、大分のtakatch親方 です(｀･ω･´)ゞ
今日は午後から仕事の代休を頂き、日田市天瀬へ。
「豊かな温泉資源を未来に継承する 天瀬地域懇談会」というイベントに参加するためです。
このイベントは、大分県内の温泉地で今後の温泉のあり方・活かした方を考えるものです。
3年間で6ヶ所の温泉地にて懇談会が行われました(この天ヶ瀬温泉が6ヶ所目)。
今回の記事は2段構成。
・前半：懇談会(学術的なことが主になり、やや堅苦しめかもです。)
・後半：観光(まちあるきなど、観光地紹介風です。)
それでは参ります！
○前半：懇談会
今回、天ヶ瀬温泉の懇談会に参加した理由は２つ。
（１）温泉に興味があり、かつ天ヶ瀬温泉はまだ入ったことがなかったため。
（２）大分県について学習を深めたかったため(ふるさと豊後大野市以外の地域についても学習したかったため)
さて、午前中の仕事を終え、急いで日田市天瀬へ。
高速を使って1時間半強。
開始時間より15分遅れで会場入りしました。
(それでも、当初予定時間よりも15分早く到着。)
会場ではすでに懇談会が開始＆超満員状態(40名以上はいたでしょう)でした。
いかに地域の方がふるさとに興味を抱かれているのかがうかがえた気がします。
なお、懇談会は3部構成。
1部は、大分県温泉調査研究会会長：由佐悠紀氏による講演。
天ヶ瀬温泉の現状と課題について説明がありました。
まとめは以下の３つ。
（１）H11年の使用量(2,940ℓ/分)≒温泉賦存量(2,960ℓ/分)
⇒温泉使用量はすでに天ヶ瀬温泉帯水層の限界使用量に達している(水量ギリギリの状態)
（２）H15年に「天ヶ瀬温泉保護地域(既存の泉源より150m以内での新規採掘×)」が指定されるも、現時点では回復基調とはいえない
→例：毎年、泉温が若干の低下傾向
（３）温泉開発による枯渇の影響＆保護対策による回復効果⇒タイムラグがある＝温泉資源の状況推移を温泉監視基礎調査で見守る必要がある。
→例：別府温泉…50年前の開発の影響が現在になって現れている。
2部は、地元での活動発表。
あまがせ温泉まちづくり協議会会長が行いました。
現在は、ハード面の整備を中心に活動されている印象でした。
例：道路・駐車場の整備、案内板・街路灯の設置、ライトアップ事業、空き店舗情報提供など。
今後の展望、意気込みについては、
「温泉あっての天瀬。まずは温泉(泉源など)の確保に努めたい。」
「外国のお客様、湯治のお客様を受け入れたい。」
「予防医学面から温泉を注目してほしい(「温泉に入ると免疫がつく」など)」
と、熱く語られておりました！
第3部は意見交換会。
会場からの質問に対し、専門家・地域の方・行政の方が答えました。
「温泉保護について、県はどういう方針を考えていますか？」
「懇談会は今後も続けていくのでしょうか？」
「護岸工事の進捗状況は？」
「泉源を守るためには？」
･･･など、活発な意見交換が行われました。
以上で、懇談会は終了しました。
○後半：観光
懇談会後は、有志で天ヶ瀬温泉まちあるきが行われました。
もちろん、私も参加しました！
以下、訪ねた場所について紹介します！
・桜滝
享和3(1803)年の『豊後国誌』にて、「砕け散ること花の如く、流下することすだれの如し」と紹介。
その繊細な容姿、水の飛沫が桜の花びらのようなことから桜滝と呼ばれるようです。
大きな滝で、つい見とれました♪
今回初めて知った滝ですが、地元では有名かつ大切にされている滝のようです。
というのも、現在滝周辺で整備工事が行われているからです。
滝専用の駐車場、滝専用のアクセス通路が作られているほど、地元で大切にされているのだなと感じました☆
このまちあるきに参加し、さっそく素敵な滝＆地元の方の愛を感じ、参加してよかったなと感じました♪
・天ヶ瀬橋
温泉街中心地を結ぶ天ヶ瀬橋。
こちらから川沿いに栄える温泉街を一望できます！
画像左側にレトロな建物が見えますでしょうか？
「シャレーホテル水光園」さんです！
天ヶ瀬温泉のシンボル的な温泉施設だと思います(別府の竹瓦、武雄の楼門、嬉野のシーボルトのように)。
先走りますが、今回この施設にお邪魔予定も、現在休業中で入れませんでした…。
・湯ぼとけさま
こちらの伝説を簡単に紹介します。
＃昔、玖珠川を中心としたこの地域は湯治として皮膚病患者が多く訪れた
→その様子に不快感を示し激怒した老人が、血のしたたる牛の首＆傍にあった薬師様の像も温泉に投げ入れる
→その夜から、大雨＆大風が起こり、玖珠川は大洪水に。その際、薬師像も流される。
→数年後、子どもに恵まれない夫婦の枕元に薬師様が登場。「信心深いそなたたちに子どもを授けよう。」
→ついにこの夫婦に元気な男の子が誕生。薬師様のお告げに従い、玖珠川で産石を探した。すると、石の中から仏像が。なんとそれが、数年前に流された薬師像だった！
→そして、薬師像の下から湯気が立ち、温泉が湧き出した。
→現在の温泉地を形成
↓湯ほとけさまでの説明の様子
この伝説が現在でも大切に守られています。
きれいな湯が湧き、飲泉もできます。
硫黄がかった味です。案外、癖は少ないです。
・天ヶ瀬駅にて
足湯・手湯がありました！
…これにてまちあるきは終了！
初めての土地でしたから、何もかも新鮮でした☆
おまけに伝説等、知識も身につけられたので大満足です♪
さて、天ヶ瀬温泉に入ろう！
先述の水光園さんが休業と知り、別の温泉施設へ。
☆「蔵屋」さん
実はこちら、ラーメン屋さん。
なんと、食事をされた方のみ、お店の温泉に入ることができるというお店です！
まずは、ご当地B級グルメである「日田やきそば」をいただきました♪
パリパリ麺＆濃いソース味がポイント！
初めていただきましたが、ソースの味がしっかりしており、パリパリ感もほどよくあり、おいしかったです♪
ご当地グルメ満喫もよいですね～＾＾
そして、温泉へ！
あくまでもお店のお風呂にお邪魔するということで、謙虚な気持ちが大切な気がします。
さて、離れにある浴室に入りました。
石造りでよい雰囲気の浴室でした！
天ヶ瀬温泉の特徴は、「白い湯の花(スケール)」＆「ほのかな硫黄臭」！
まさに温泉という感じで、私の好きなタイプです！
少し熱めのお湯で、すぐにポッカポカ♪のぼせも～ん(笑)
なお、この蔵屋さんは、温泉街を見下ろす国道沿いにあります！
よって、アクセス＆眺めも良好です！
↓お店からの眺め(浴室への渡り通路から)
↓この眺めを見ながらコーヒーもいただきました♪(笑)
おいしい食事＆気持ちいい温泉、本当にありがとうございました！
さて、その後は国道210号を東へ。
玖珠町にて1箇所気になった場所を観光！
☆「慈恩の滝」
こちらでも１つ伝説を紹介します。
＃昔、この滝に大蛇が棲んでおり、田畑を荒らし農民を困らせていた。
→これをみかねた旅僧はお経を唱え、大蛇の体に寄生していた虫を追い払ったそうな。
→すると、大蛇はもう田畑を荒らさなくなった。
さあ、この滝、名前はかねてより伺っていました。
しかし、予想以上に勇壮でした！
そして、案外国道沿いにあることにびっくり！(笑)
山の中にあると思いきや、国道や久大本線からよく見えますね！
そして、なんと滝の裏側にも行けるんですよね～！
「時計回りで回ると縁起がよい」とのことで、その通りに裏側へもぐります！
↓滝の裏側
迫力ある轟音＆一本筋という印象で、勇壮でした！
裏側に回れる滝といえば、熊本の鍋ヶ滝が有名ですね。
あちらはきれいな弧から繊細に水が落ちてくる印象ですが、こちらは逆に力強さのイメージです！
いやあ、こんなすごい滝があるとはこれまたびっくりです！
なお、この天瀬～玖珠地域は滝が多いのが特徴のようです！
ちなみに、慈恩の滝付近で、ものすごい溶岩を発見！
↑急に冷えたこともあったんでしょうか、入り乱れつつも迫力あります！
慈恩の滝にある、まさにジオ！…はい、ダジャレすみません。。。(冷や汗)
さて、その後は高速を使って帰宅。
本来なら別府に寄って温泉…も考えていましたが、疲れたのでまっすぐ帰宅しました(笑)
今日は、久大地域(日田玖珠)を満喫できました！
私は豊肥地域の人間ですが、なかなか久大地域に行く機会がないです。
今後、仕事でもお世話にもなる地域でしょうし、同じ大分県として県内各地域のことしっかりと知っておこうともいう思いもございました。
今日訪ねた天瀬～玖珠慈恩の滝は本当に興味を持てた魅力ある地域でした☆
今後も、久大地域はじめ、大分県内各地をたくさんまわり、魅力発見なり地域学習なりに励みます！
長くなり恐縮です。最後まで読んでくださりありがとうございました！
以上、天ヶ瀬温泉と慈恩の滝の紹介でした！！
☆
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