昨日に引き続き、神楽を見ました!
本日は豊後大野市清川町の神楽会館の定期公演。
浅草流すずかけ神楽社さん(千歳町の大木神楽から伝授)と、
三重町内田区久知良の御道流(みどうりゅう)棒術の久成会(きゅうせいかい)のみなさまの奉納です!
それでは早速紹介いたします!
<すずかけ神楽社>
すずかけ神楽社は、旧三重高校神楽部の卒業生を中心に結成されています。
平成16年度に結成、楽員は20代と、神楽社もメンバーも非常に若いです!
○「五方礼始」
神楽のはじまりを飾る舞。
女性楽員による奉納。
すずかけ神楽社は女性楽員が多いのが大きな特徴です!
女性楽員ならではのしなやかさと華麗さが光っていました☆
<久成会>
江戸時代から伝わる棒術です。
昭和期に一度休止するも、昭和40年代に当時の青年団によって復活。
武器を持たない農民が棒を持ち、自警団を兼ねて行った郷土芸能といいます。
現在では、地区の子ども会(小中学生)20名も棒術を習っているそうです。
沖縄県で青年会の棒術なら見たことがありますが、
地元豊後大野市の棒術は今回が初めてです!
楽しみでした♪
まずは、子どもによる演舞。
12段あるうちの前半6段を披露してくださいました。
大人数、2人組で呼吸を合わせることが大切なようです。
今回はきちんと呼吸が合っており、きれいな演舞でした^^
大人になると、棒の音だけでなく、足を踏み込む音にも迫力があります!
これまた息がぴったりそろった演舞でした☆
<すずかけ神楽社>
○「貴見城(きけんじょう)」
海幸彦・山幸彦の兄弟神の舞。
今回は「鯛つり」調にしており、ストーリー性に富んだ舞でした。
山幸彦が釣りをしています!
釣果は、真っ赤な鯛と…お金!?
観客からたくさんの御餞をいただいたようです♪
浅草流の中でもひときはテンポと舞が激しいすずかけ神楽社。
かなり激しい舞でしたし、最後まで誰もなかなか帰らず粘って舞っていました!!(笑)
<久成会>
12段中の後半6段を披露!
まずは子どもの演舞。
前半に比べ、上下の動きが多くなりました。
それでもしっかりと息がそろっており、上手でした☆
棒を地面に置き、神殿に参拝します。
これにて奉納終了です!
<すずかけ神楽社>
○「八雲払」
ヤマタノオロチ退治の舞。
スサノオノミコトが「ひの川」沿いを歩いていると、若い娘を抱え泣く老夫婦が。
話を聞くと、毎年娘がヤマタノオロチに食べられているとのこと。
そして、この娘(クシイナダヒメ)も食べられてしまうとのこと。
それを聞いたスサノオ。
クシイナダヒメを嫁にくれることを条件に、ヤマタノオロチを退治するとのことです!
これが大野系神楽の大きな特徴!
ばっさりと斬り、無事にオロチ退治しました!
めでたしめでたし♪
…と、以上です!
まずすずかけ神楽社のみなさん。
元気がよいですね!!
若さゆえに激しい舞をされますし、声もよく出ていました!
見ごたえ満点でした☆
次に、久成会のみなさん。
かっこよかったです!!
体力、集中力、チームワークがかなり必要なんでしょう。
しっかりと練習されていらっしゃるのが伝わりました!
子ども会のメンバーも多く、これからが楽しみです♪
みなさま、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました!!
おわり