前々回で、子どもにとって担任は、新任でもベテランでも同じ先生としてみると書いた。学校内では、新任なので大事にそだてて行こうと考えているが、子どもにはその考えはないと思ってよいだろう。

 とはいっても全く経験のないまま教職の道に進む人も多い。ましてや今は、教職は人気のない職業になった。誰にでもなれる時代だが、誰にでもできる仕事ではないことは頭に入れておいてほしいところである。

 本を読むと以前書いたが、何を読んだら?誰の本を読んだらいいのか悩むかもしれない。

 そこで、教師のインフルエンサーを見つけることから始めてほしい。そのためには、自分はどのような学級にしたいのかを考えておくする必要がある。

 インフルエンサーの先生によって、手法が多数にある。どのやり方が自分にあっているかによって選べばよい。

 また、自分の方向性が決まっていない場合(あまり好ましくないが)は、有名な先生のやり方を読むことから始めてみればよい。絶対に自分の軸を持っていないと学級はうまくまわらない。



 もちろん読んでいってよいところを拾うこともよいだろう。ただ、学期が始まるといくつもできるわけではない。なので3つくらい重視したいものを挙げておくとよいだろう。

 教師には、教養や技術も必要である。いまから、教養を深めておいて損はない。

 参考までに、私は

 ・向山洋一 ・菊池省三 ・三好真史の各先生を参考にしている。

 書店に行き、直接本を手にするとよいだろう。