「女王の教室」といえば、天海祐希主演のドラマである。鬼のような指導をする冷酷な教師を演じたことで有名になったドラマである。

 天海祐希の演技力の高さに驚く名ドラマである。学年主任役の内藤剛志や校長役の泉谷しげるの頼りなさもおもしろい。

 良くも悪くも話題になったドラマである。そんなドラマがGyaOで配信されていることを知り見ることにした。

 教師の視点・保護者からの視点なの見方によって様々な見方ができると思う。

 

 

   まず、立ち居振る舞いについては、あれくらいの迫力や毅然とした態度は必要であると感じた。元プロ野球監督の星野仙一氏が来るとその場の雰囲気が変わると現中日監督の立浪和義氏が話していたが、そのくらいの威厳があってもいいのかもしれない。もしろ統率ということを考えたらそのくらいの威厳はあってもいいだろう。

 毅然とした態度をとることで、規律は保てるし教師に反抗することもなくなる。

 ドラマの中で、教育的配慮に欠ける部分も多いが(成績が悪い者は代表委員会をさせることや雑用をやらせるなど)、話の中には大切なことも言っている場面も多い。

 第4話で真矢が(天海祐希)このようなことを言っていた。

 「自主性、自由といって大人が放っておくと、子供は自由と非常識を混同するようになる。」「悪いことがなんなのかわからなくなる。」

 子供達に教えることは「真面目に勉強すること」「目上の者にはちゃんと従うこと」などを学年間で話す場面があった。

 確かに自主性を重んじることも重要なことであるが、テストが早く終わった時間を自由にするとどうなるか?と考えるとこのことが理解できる。自由だから何をやってもいいという発想になる。そうならないために選択肢をだして選択させれば非常識な事にはならない。また、「目上の者に従うこと」についても教師と児童言い換えれば師匠と弟子の関係である。弟子が師匠の言うことに反発したら(限度はあるが)破門になる。

 

 ドラマなのでかなり無茶な場面もあるものの、教育的価値も十分にあるドラマであると思う。続きを楽しみにしたい。

まずは、立ち居振る舞いを参考にしたい。