教師が水泳する時に主に3つの役割がある。
1.全体指導
文字の通り、学年(学級)全体を指揮するポジションである。
具体的に
①準備運動 ②バディの指示 ③入水の指示 ④指導内容を指示
など水泳指導の指揮・命令をするポジションである。この全体指導が滞ると指導ができなくなる。初めて任されるとかなり緊張することになるだろう。不安な時は必ず流れを確認しておく。また、どのような指導内容が必要か書き出しておくとよい。なぜなら学年によって指導内容が異なるからである。
また、時間のマネジメントも必要である。
2.丘番
言い方は異なるかもしれないが、簡単に言うと、プールの上から全体を監視する役目を担う。ふざけている子供はいないか、話は聞いているか、体調の悪そうな子供はいないかなどチェックする(見学者を含め)。また、プールサイドは暑くなることもあるのでプールサイドの水まきなどもやる。
3.入水指導
全体指揮の教師は入水して指導することができないし、丘番の先生はあくまでも上からの監視役になる。そうすると入水して直接指導する役が必要になる。それが入水指導である。自治体によってはこの役割を外部に委託しているケースもある(水泳指導員)。もし委託していないのであれば、教師が行う。また、入水時に子供に何かないか確認する(ふざけていないか・溺れていないか・体調に変化がないか)。
いずれにしろ大事な役割である。安全に水泳指導が行われるようにやっていきたい。