私が修行しているキハダ漁は、基本的にブイ(浮魚礁)で操業することがメインとなります。

 

時期によっては、ナブラを探して、そこで漁をしたり、引縄をしたりもするそうです

 

愛媛県のブイは一つしかありませんが、高知県は、黒潮牧場と言われる部位が多く点在しています。

 

ブイに魚が寄ってくる習性を利用した漁業施設です。

 

当然、魚が集まってくるので、漁師も集まります笑

 

多い日は、一つのブイに、カツオ船5隻、引縄5隻、キハダの一本釣り10隻位集まることもあり、かなり、わちゃわちゃします

 

なので、みんなが好き勝手に漁をしていては、事故が起こりますので、そこには、一定のルールがあります。

 

まず、漁の優先順位は、

 

カツオ船

 

引縄船

 

一本釣り

 

の順位となります。

 

ですから、仮に一本釣りの漁師がキハダを釣っている最中に、優先順位の高いカツオ船がぶつかりそうになったら、仕掛けを切るなりして、カツオ船の操業を優先させることになります。

 

同じように潮に流されているので、大体大丈夫みたいですが、、、

 

さらに、一本釣りの船同士もルールがあって、潮上がらブイに順番で流すことが決まりとなっています。

 

なので、潮上からブイまで流れたら、また潮上まで登って、順番に並んで操業します。

 

船が多い日は、みんな綺麗に並んで操業しているので、なんだか面白いです

 

船が多い日に操船するのは技術がいると思いますし、波や風が強かったら尚更です

 

道のりは遠い、、、