七夕の日、彦星は4人の美しき織姫と歌舞伎座へ「星合世十三團」を観に行きました

題目も七夕に合わせたかのようですね



誰が彦星やねん

こりゃ~美女と珍獣でしょうが

い~じゃないですか

たまには儂だって女房に内緒でマダム達と歌舞伎を観るくらい・・・オイッ!


待ち合わせ時間は人混みで写真撮るのも大変です

早めに到着して空いている時間に撮影するのがポイントです



これ、ぜ~~~んぶ團十郎さんですよ
ひぃふぃみぃよっ・・・13役
で、星合世十三團


初演は5年前、当時は海老蔵さん
團十郎を襲名されたので、もしかすると宙乗りはもうやらないかなと思っておりました
星合世十三團は義経千本桜をいいとこ取りしたもの
そして團十郎さんは義経千本桜を澤瀉屋の型で上演いたします
これを観ないで何を観るの?
と言う訳で実現した観劇会なんです


いや~暑いですね

この日も東京は猛暑日の予報です


今日のお席は3階A席の下手側

ほぼ真上にワイヤーが張られています

そう、俗に言うお迎え席

5枚並びのチケットはこの辺りしかありませんでした

儂ゃ特会ですが、5枚買うには先行発売では無理です

一般発売日は時間前からPCと睨めっこ

無事にゲットできてホッとしました


さて、星合世十三團は歌舞伎三大狂言の1つである義経千本桜の見どころをギューッと詰め込んで、美味しいところをつなぎ合わせた演目なんですよ

十三は十三代目、團は團十郎

十三代目團十郎さんが海老蔵時代(5年前)に十三代目として後世に残る歌舞伎を作りあげたものです

十三はもう1つ十三役早替わりも意味しまして、1人で十三役も演じられます

ですから見ている方も疲れます(^^;)

発端から序幕、ニ幕目、大詰の三部構成になっています

序盤は早替わりの連続で目が回るかも

その後、裃姿て現れた團十郎さんは口上のように物語を説明されます

そして伏見稲荷鳥居前、渡海屋・大物浦へと進みます

もちろんフルバージョンで演じたら夜の部に突っ込んでしまうから、いいとこ取りで端折ってます

大物浦で知盛(團十郎)が碇を身体に巻き付けて入水した後、天に続く階段を昇る宙乗りが幻想的でした

目の前を團十郎さんが通り過ぎます

ニ幕目は木の実、小金吾討死、すし屋と続けて上演されました

ここでも早替わりを見られます

大詰はお約束の四の切です

静は義経に忠信の詮議を依頼され、怪しきときは斬り捨てるよう短刀を渡されます

斬りかかる静、狐忠信はついに静に正体を明かします

「その鼓は私が親、私は鼓の子でござります」

人間に化けていましたが一瞬で狐に早替わりは感動ものです

親を思う狐の心にうたれた義経は鼓を狐に与えるのでした

喜びを全身で表現する團十郎狐、その姿は可愛らしいです

鼓を抱えながらの宙乗りでふるさとに帰る狐をホントに間近で見ています

ちょっと興奮気味(^_^;)

場面変わって立ち回り

その間もちょこちょこ早替わりを見せてくれました

そして向かえるクライマックス

場内から歓声があがりました

そのシーンは是非、歌舞伎座で味わってくださいね



終わった後は皆さんとお茶へ

銀座界隈のカフェはどこもなかなか空いてないですよね

で、築地方向へ向かいます

コメダは混んでいたのでパス

空いているカフェを見つけて入りました

女子会にまぎれ混んだ感じ (・_・)

今日の歌舞伎「星合世十三團」は皆さんに評判いいようなので安心しました

で、皆さん今度は「あらしのよるに」が観たいそうな

いや、ほぼ決定したみたいです(^^;)

楽しみ・・・(^^)v