本日は歌舞伎座です
昨日から始まりました吉例顔見世歌舞伎、昼の部です
唐破風に櫓が立てられます


吉例顔見世が始まると一年も後少し、また一つ歳をとるんですね(笑)
さて本日のお相手は歌舞友ではなく、歴友のMJさん
先日の世田谷維新祭りでもご一緒させていただいてます
つながりは高杉晋作なんですよ(^^;
ですから今回の楽しみはどうしても幕末を題材にした「井伊大老」になってしまいます(^^;
でも、井伊直弼と言ったら安政の大獄の実行者、高杉晋作の師でもある吉田松陰を死罪にした張本人ですよね
まあ、そこは・・・(^^;聞き流してくださいませ

開国か攘夷かで国中が揺れていた幕末の日本
開国を決断した大老井伊直弼は、尊皇攘夷派による暗殺の危機にさらされています
雛祭りの前夜、直弼は側室お静の方いる千駄ヶ谷下屋敷訪れます
今日は二人の間に生まれ、幼くして命を落とした鶴姫の命日にあたります。一足先に訪れていた旧知の仲である仙英禅師はお静に「直弼に危機が迫っている」ことを伝えます
直弼は、 自らの運命を悟り、季節はずれの雪が降る中、お静と二人で語り酒を酌み交わします
そして翌朝、雪が降りしきる桜田門外で、水戸藩の脱藩浪士らに襲撃され命を落とすのでした
井伊直弼は幕府の独裁者的イメージでしたが、日本の未来を考え大老として威厳を張っていたのですね
直弼役の吉右衛門さん、権力者でありながらも人の子の父親を上手に演じていらっしゃいました