籠釣瓶は以前、吉原仲ノ町の場を作りました
今回はその続き「八ツ橋部屋縁切の場」をご覧いただきます(^^)


佐野次郎左衛門は八ツ橋のもとに通いつめ、身請け話がまとまります
一方、八ツ橋の養父・釣鐘権八が立花屋に金の無心をするが、断わられます
恨んだ権八は、八ツ橋の情夫、浪人繁山栄之丞に次郎左衛門の身請けの話を伝え、八ツ橋のもとへ行き次郎左衛門に愛想尽かしをするよう無理強いします
次郎左衛門は仲間を連れて茶屋にあがり、にぎやかに酒宴をしています
やがて八ツ橋が顔を出すもの「身請けをされるのはもともと嫌でありんすから、お断り申します」と次郎左衛門に愛想尽かしをし、満座の中で恥をかかせます
八ツ橋は部屋を出ていき仲間らも次郎左衛門を馬鹿にして行ってしまいます
次郎左衛門は長兵衛と女房に、八ツ橋のことはあきらめる「振られて帰る果報者とはわしらのことでございましょう」と寂しげに故郷へ帰ってゆくのでした



繁山栄之丞はこの廊下で八ツ橋の縁切り話しを盗み聞きしているんですよね


歌舞伎での遊郭と言えば壁の色はピンク系が多いのですが、籠釣瓶では珍しくグリーンを使用しています
襖のお花、手を抜いてしまいました
一応、あやめです(^^;


次郎左衛門はこの場所で仲間に自慢をするつもりだったのですが・・・
見事にふられます(‥;)
それが後々たいへんな事件に・・・

では最後に全景をご覧くださいませ



          作:圓斉
         



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