こんにちは~♪

昨日、観て来ました国立劇場
まずはお正月らしい飾り付けから


正面玄関の門松です


ロビーに飾られた音羽屋軍団


お相撲さんのパネル


天井付近に飾られた凧です
玄関もロビーもお正月ムードいっぱいですね(^^)

「夢市男達競」
昨年、仁左衛門サンの休演により初役で直実を演じた尾上松緑サンにスポットをあててみました

最初は鶴ヶ岡八幡宮、何となく仮名手本忠臣蔵みたいな場面です
変わって場内が真っ暗になり舞台には巨大な岩が・・・
やがて怪しげな光、岩が煙りに包まれながら二つにわれ木曽義仲が現れます
光と音、煙り・・・まるでスーパー歌舞伎のようです
木曽義仲は松緑サン、今回の義仲は鼠の亡霊が取り付くので悪のヒーローなのです
こんなにかっこよく現れるなんて感動しました
今度は関取に、対戦相手は菊チャン
顔はかないませんが、迫力は負けてません(笑)
実際に取り組みはありません
残念ながら試合は負けてしまいます

続いてセリからでっかい宝船が・・・
場内に歓声が巻き起こります
お正月らしいお目出度い歌舞伎ですね
宝船と言えば七福神
こんどは毘沙門天
ここでも他の5人とは別扱い
常に時蔵サンの弁天さまが寄り添うように
順番に祝の舞を踊ります

ガラッと変わって大磯、遊郭三浦屋
助六の舞台と同じようです
虚無僧に扮する木曽義仲
傾城薄雲(時蔵)は謎の虚無僧に首ったけです
一方の新造胡蝶(菊之助)は虚無僧を怪しみます
胡蝶は薄雲の飼い猫、玉の化身だったのです
胡蝶は猫、義仲は鼠
台所で猫と鼠が大立ち回り
舞台にも工夫が施されています
何もかもがでっかいんです
徳利も茶碗もお膳も・・・
だから猫と鼠がちっちゃく見えるんですよ
義仲は鼠の妖術を使い多数の分身を駆使して胡蝶猫に襲いかかるも正体がバレてしまいます
そして向かえるクライマックス
場所は桜咲く美しい御所
それが崩れるように潰れて行くと、屋根の上には巨大な鼠を操る義仲の姿
まるで天竺徳兵衛か先代萩か
白銀の猫を差し向けられ鼠の妖術が解けて元の御所に戻ります

とにかく松緑ワールド
菊チャンよりも、菊パパよりも出番は多いし目立っています
由緒正しい歌舞伎界のエリート集団、菊五郎一座が猿之助風の歌舞伎を演じるなんて
本当に楽しいエンターテイメントでした



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