妹背山婦女庭訓
蘇我入鹿が謀反を起こし、帝を追いやり内裏に居座っていた時代のこと
春日大社近くの小松原で、紀伊国の大判事清澄の嫡男・久我之助と、大和国の太宰少弐の息女・雛鳥が、互いの親が敵対関係にあることを知らずに出逢い恋に落ちます
太宰少弐の未亡人である定高の邸に入鹿と入鹿に召された大判事が訪れます
入鹿は、自らが横恋慕している采女の局の行方不明にことよせて、大判事には久我之助の出仕を、定高には雛鳥の入内を申し付けます
難題を突きつけられた二人は、互いに不仲であるにもかかわらず、せめて相手の子の命だけは救いたいと、わが子を犠牲にすることを決意します
久我之助と雛鳥の二人は命と引き換えに晴れて結ばれるのでした


歌舞伎を模型的に見て制作意欲が湧くと言うのでしょうか、面白い構造の舞台が妹背山女庭訓です


舞台中央に川が流れ、左右対称に建物、樹木等が配置されます
また仮花道が設置され花道を両岸に見立てるのです
つまり中央の客席が川の中になる訳です



では、ケースに収めて(^^)v




  作:圓斉



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