今日はいつもと違うブログを書いてみます。
今まであんまり年数にこだわってなかったので、書くかどうかもあんまり考えてなかったけれど
せっかくなので書き残しておこうかな、と思います。
2008年の6月4日は、僕がCHILDHOODと、そしてハンドフルートと出会った日です。
中学に行けずに家でずっと過ごしてた10年前の僕は、偶然フジテレビのザ・ベストハウス1・2・3を観てました。
当時中学3年。
中尾彬さんプレゼンの「スゴ技ハンドミュージックベスト3」
っていっても、後々になって調べるようになってから、当時のタイトルとか詳しいことを知ったような…
録画もしてたような気がするけど、うーん、残ってないのは残念だね。
ザ・ベストハウス1・2・3は、世界の色んな事象のベスト3を毎回紹介していくという番組で、もう今は放送されていません。
手が関係した音楽のベスト3だったんですが、第3位が、グラスハープ。
第2位が手おなら。
第1位がハンドフルートだったんですけれど
あぁ手だからハンドって名前がついてるのねくらいの軽い感じで観てたら
テレビに映ってた、考案者の森光弘さんと、デュオを組んでいるピアノの臼田圭介さん、そしてピストルバルブのコラボでのルパン三世のテーマに
心奪われました。
あんまり細かい放送の進行内容はもう覚えてないんだけど
その奏法のやり方と、その手笛というやり方にハンドフルートっていう名前を考案したのがこの演奏している森さんだったことが紹介され
そしてハンドフルートのやり方を番組で説明していたことで、とりあえず自分もやってみたくなって…
でも音は出ませんでした。
学校に行かずに家にいた理由は、別に家でなにかがしたかったわけじゃなくて、当時もパソコンしたりゲームしたり絵を描いたり、寝てたり、本当に自由に過ごしてたんだけど
次の日、このハンドフルートを鳴らそうと夢中になりました。
時間はかなりあったので、パソコンでベストハウスのページに載ってたハンドフルートのやり方を見て参考にしたり
手笛のことを書いてあるサイトを調べたりして
あんな感じの音だったかな、こういう感じの音が鳴るといいのかな、ってイメージしながらやってたら、やっと1音、音が鳴りました。
結構低い音だった気がするんだけど、何が鳴ったかはもう覚えてない
ものすごく嬉しくて仕事中の母に電話して、電話越しに聴かせました。
しかし
当時、一緒にテレビを観てたのは俺と弟と父で、母にはたぶん後から録画を観せたんだと思うんですが
当時のこと、みんな覚えてなくて…笑
それから、音程は全然変えられなかったんだけど
CHILDHOODのYouTubeを検索して、当時あがってた人生のメリーゴーランドを繰り返し観たりしてたかな。
もう今は消えてるけど、あれいつごろ消えたのかな。
他にもトルコ行進曲とかいろいろあがってたらしいけど、もっと当時の動画もいろいろみたかったなぁ…
それから、CHILDHOODの当時のホームページで、自主制作アルバムの1曲が視聴できて、その曲をずっと、出来るようになりたいって漠然と思ってたかな。
確か飛行機雲を見上げての昔のバージョン。
それから中学の、授業にはいかないんだけど部活にはたまに行くようになって、そこの友達にハンドフルートのことを教えたりしてるうちに、だんだんCHILDHOODともハンドフルートとも離れて…たまに音が出るくらいの遊びみたいになっていった感じだったかも。
ちょっと忘れた。
そして高校に入学させてもらえるんだけど、相変わらずクラスには行けなくて、ずっと家にいました。
ハンドフルートもその時はほぼやってなかったな…。
担任の先生と、そのときにいらっしゃった生徒指導の先生が、たまにうちに
学校においでって呼びに、様子を見に来てくれるんですよ。
行っても別にやりたいことないし…って、行くの断ってずっと家にいて何もしてなかったんですけど…。
その高校1年の夏休みの時に、ふとCHILDHOODを思い出して、今どうなってるのかなって調べたら
ホームページとか、ブログが新しくなってて(過去のブログがあったことはこのあといろいろ調べるようになってから知ったんだけど)、しかもメジャーデビューしてて…
それからハンドフルートのこともまた思い出して、また自分の遊びの中のひとつになって。
その時はちょっとやり方とかコツも分かって、少し音階が出せるようになった。
それでもまだ1オクターブは出ない感じ。
夏休み明け、担任の先生と生徒指導の先生が
「今1年生が研修旅行で居ないから遊びにおいでよ」っていう感じで学校に誘ってくれて
なんかとりあえず行ってみるかってその時はその気になって、行ったんですね。
「夏休みは何してた?」って生徒指導の先生に聞かれて
こんなの知ってますか?って、ハンドフルートを聴かせたんですよ
そしたらちょっと、おっ面白いね?みたいな感じで驚いてくれて
たしかその時は、テレビのcmでよく流れてたふるさとを、分からないなりにやってみたと思うんだけど
まぁ音程は、良いとして…みたいな話になったな。笑
自分でも音程わかんないのは分かってたし…
でもそしたら
それせっかくだったらさ、学校のイベントいろいろあるんだけど、そういうところで演奏が出来るように練習しようよ
って提案を、僕に先生がしてくれたんですね
人前に出るのは怖いけど、ちょっと面白そうだし目標としてはいいかもって、とりあえずやってみることになって。
でも練習場所とか、無かったので
その時は、クラスじゃなくて学習室って言って、同じようにクラスに行けない学生が集まって、すごす部屋があったんですけど、そこに参加して
休み時間とか授業中とかおかまいなく笑
ベランダで吹いてたんですね
そしたら…笑
その隣の部屋が生徒指導室だったんですけど、そこの先生がベランダ越しにやってきて、めちゃくちゃ怒られまして…
クレームが入ってるんだけど…って…笑
でも怒られたと同時に、楽器は?って、先生が疑問に思って、楽器はなくて手なんですって教えたら驚かれて。
それからその話を聞いた担任の先生が、練習する場所がいるね…音楽室が空いてる日を調べてあげるよって、調べてきてくれまして
月曜〜水曜はどっかの時間が音楽室が空きで、それはもう覚えてないんだけど、木曜と金曜日はたしか一日中空いてて、入り浸るようになった。
誰も居ないし、防音されてるし、練習っていっても、とりあえず音域を増やす感じで適当に遊んでたんだけど…。
実は音楽室が使えない時も、練習をさせてもらえる場所がありました。
それは職員室のとなりにある会議室です。
教頭先生が僕のことを知ってくれてから、会議室使って練習していいよって付き添ってくれるようになりまして、それからは音楽室が使えない時でも会議室で吹かせてもらえるようになりました。
CHILDHOODがメジャーデビューしたのを知って、CDが欲しくなった僕は母に頼んで取り寄せをしてもらって、それが届いてからは、その収録曲をとにかく聴いて、真似るのが練習になっていきました。
真似るって言っても、いろいろ、息遣いとかブレスのタイミングとか、音感ももしかしたらそれでちょっとは付いたかもしれないけど、音程を合わせようとするどころか、1曲ついて行くだけでも結構キツかったんですよね。
たしかその時がちょうど9月で、CHILDHOODがテレビ出演で
朝だったんだけど、高校に行けるようになってたから、リアルタイムじゃみれなくて録画して帰ってから観たんだけど
どーも キニナル!
未だに録画ちゃんと残ってるけど、あれは猫八師匠も出てて好きだし未だにたまに観る。
それから、だんだん自分の演奏の方を、どうしようかって話になっていったんだけど
とにかくCDを耳コピしまくってた僕は、それと同じような感じじゃないと演奏できる自信がなかったんですよね
音楽をやってきたわけじゃないから、楽譜も読めないし、音はなんの音が出てるのか分からないし、流れとか、どこで吹き始めたらいいかとか…
とにかく分かんなかったから、おんなじようにやらないと出来なさそう…ってなりまして
とりあえず演奏の時はピアノの人とやりたいって教頭先生に相談しまして
そしたら、2個上の先輩でうまいっていう人がいるって呼んでくれて、弾いてもらえることになりました。
そして、CDのアレンジを参考にして、父の長年の付き合いだった森下先生に、譜面を簡単にしておこしてもらいました。
初めて演奏した日は、2009年の10月28日で、初めて演奏した曲は見上げてごらん夜の星をです。
当時のCHILDHOODの1stアルバム光の中への1曲目です。
夏休みにCHILDHOODとハンドフルートを思い出して練習し始めてから、だいたい2ヶ月くらいの事でした。
その時にもらった拍手が嘘のようで…
演奏しながら逆に感動して泣きそうだったし、緊張ももちろんしてた
そして僕は、ハンドフルートをずっとやっていきたいし、もっといろんな人に聴いてもらって広めていきたい、そしてCHILDHOODみたいになりたい
と心に決めて、音楽を勉強しなきゃって思い始めました。
それから音大に入って…
実は途中で辞めようかと思った時もあったけれど、光弘さんに先生になってもらってハンドフルートの生徒になってから、ハンドフルートだけじゃなくていろんな物事の見方や考え方も変わったし、本当にハンドフルートをやってきて良かったなって、こうやってブログの記事にしてみても言い表せないくらい、思います。
今まで僕のことを支えてきてくれた家族や親戚、先生、友達、演奏を聴いてくれた方々、一緒に演奏してくれた人たち。
CHILDHOODと、そのスタッフさんも。
CHILDHOODのファン仲間。
森光弘さんと、臼田圭介さん。
全てが僕の支えです。
これからも頑張ります。
最後まで読んでくれてありがとうございました。