【イオウイロハシリグモ】
日本では大型のクモで、体長は雌で12-26mm、雄では12-18mm。ただし小型なまま成熟する例も見られる。頭胸部はほぼ卵形で、頭部の後方でやや狭まる。前眼列は頭の幅にほぼ等しい。
腹部は楕円形で後方がやや尖る。歩脚は長く頑丈。雄は雌より小柄でやや華奢。
体色には性差はない。幼生はやや明るい色のことが多い。体色のパターンとしては3通りある
- 明るい褐色の地に暗い褐色の模様があるもの
- 全体に暗い褐色:この2つがイオウイロ型。あるいは前者がコハシリグモ型。
- 暗い褐色の地に、両側を縦走する白い帯があるもの:スジボケ型・スジブト型