とにかく、部分切除か全摘かで頭がいっぱいになっている。
これは経験した人に聞くしかない。
と思って、検索してたらがんサバイバーのコミュニティを見つけた。
ちょうどその日、Eテレで「がんと言われたとき」という番組があることを教えていただいた。
がん相談支援センターやマギーズという相談できる場所があることを知った。
「あわてない、あせらない、あきらめない」という言葉が身に染みた。
8/28
早速近くの病院にある、がん相談支援センターに行ってみた。
部分切除と全摘で迷っていること
「早く見つかってよかった」の言葉がつらくて、今落ち込みがひどいこと
を相談した。
相談員さんのご家族が同じ病気で全摘を選択した理由も参考に、ということで教えてくれた。
遺伝子検査が陽性で、部分切除にした場合のリスクを先生に聞いた上で判断しては、とアドバイスをくれた。
落ち込んだ時に相談する相手も、何を話したいかによって選ぶ方法を教えてくれた。
少し心が軽くなった。
9/1
マギーズに行ってみた。
グレイヘアの看護師さん。
お迎えしてくれて、お茶を出してくれるだけで、
なぜかホッとして涙が出てきた。
失礼ながら、自分のおばあちゃんに話を聞いてもらった感じ。
優しく、とにかく優しく話を聞いてくれて、
ティッシュがビニール袋一杯になるくらい泣いた。
あぁ、私溜め込んでたんだなって、ものすごい実感的した。
「曖昧なまま、色々考えても不安になるだけ」
「決めなきゃいけなくなったら、自然と自分で決められるもの」
「喜怒哀楽、感情は出していい。我慢しないで。」
すごく心にささった。
たくさん泣いて、スッキリした。
また悩んだりしたら来ていいんだっていう場所を見つけられた。
最後にお庭で育てているかわいい花をいただいた。
よし。
浮上してきた。
9/2
手術前最後の練習。
いつ復活できるかわからないから、感傷的になるかなと思ったけど、
それよりもみんなと楽器を弾くのが楽しくて楽しくて。
病気の話をしてる人と、また10月の合宿で会おうね!って言って終わった。
しんどかった闇を抜けられた一週間だった。