8/27

とにかく、部分切除か全摘かで頭がいっぱいになっている。

これは経験した人に聞くしかない。

と思って、検索してたらがんサバイバーのコミュニティを見つけた。


ちょうどその日、Eテレで「がんと言われたとき」という番組があることを教えていただいた。


がん相談支援センターやマギーズという相談できる場所があることを知った。

「あわてない、あせらない、あきらめない」という言葉が身に染みた。



8/28

早速近くの病院にある、がん相談支援センターに行ってみた。


部分切除と全摘で迷っていること

「早く見つかってよかった」の言葉がつらくて、今落ち込みがひどいこと

を相談した。


相談員さんのご家族が同じ病気で全摘を選択した理由も参考に、ということで教えてくれた。

遺伝子検査が陽性で、部分切除にした場合のリスクを先生に聞いた上で判断しては、とアドバイスをくれた。

落ち込んだ時に相談する相手も、何を話したいかによって選ぶ方法を教えてくれた。


少し心が軽くなった。



9/1

マギーズに行ってみた。

グレイヘアの看護師さん。

お迎えしてくれて、お茶を出してくれるだけで、

なぜかホッとして涙が出てきた。

失礼ながら、自分のおばあちゃんに話を聞いてもらった感じ。

優しく、とにかく優しく話を聞いてくれて、

ティッシュがビニール袋一杯になるくらい泣いた。

あぁ、私溜め込んでたんだなって、ものすごい実感的した。


「曖昧なまま、色々考えても不安になるだけ」

「決めなきゃいけなくなったら、自然と自分で決められるもの」

「喜怒哀楽、感情は出していい。我慢しないで。」


すごく心にささった。

たくさん泣いて、スッキリした。

また悩んだりしたら来ていいんだっていう場所を見つけられた。


最後にお庭で育てているかわいい花をいただいた。


よし。

浮上してきた。



9/2

手術前最後の練習。


いつ復活できるかわからないから、感傷的になるかなと思ったけど、

それよりもみんなと楽器を弾くのが楽しくて楽しくて。


病気の話をしてる人と、また10月の合宿で会おうね!って言って終わった。


しんどかった闇を抜けられた一週間だった。