二重の手術は、日本ではもっとも多い手術の一つだと思います。単に二重瞼を作るだけであれば容易な手術であるため、二重の手術=容易と思われている節もあります。
しかし、二重の形には様々なタイプがあり、患者さんにはどの形が似合うのか、似合う形は実現可能なのか、そもそも患者さんの希望する形は実現可能なのか、そしてそれは自然と言えるのか、といった事を考えたり、あるいは、元々の左右差をどうするのか、眼瞼下垂はないのか、眉毛を持ち上げる癖はないのか、それが二重の形に影響はないのか、といったことを考えたり、術後の傷跡や食い込みの量、手術や術後経過につきまとう不確定要素、といったことを考え始めると、非常に奥が深く難しい世界になります。
二重の形には、大きく分けると平行型や末広型と言われる形があり、最近はMIX型という言葉も定着しているようです。二重をその幅の広さで分けると、幅が狭い奥二重、自然、幅広、があります。
2010年台前半は、美容外科についての情報がまだ少なかったことも原因と思いますが、幅広の平行型が全盛時代で、不自然になることをどれだけ言葉や写真でお伝えしても、幅広の平行型を希望されることが多かったです。最近は術前・術後の経過はネット検索すれば、私たち美容外科医が知るよりも多くの術後経過や体験談を見る事ができますので、以前のように、極端な形を希望されるケースは減ってきたように思います。幅広い平行型が似合わない目に、無理やり幅広の平行型を作った時に、どのような目になるのかというのは、ネットなどでも見ることができます。
カウンセリングは、
二重の形決め→術式の選択→手術のダウンタイム、考えられる合併症の説明→二重の形の最終確認
といった順序で行っていきます。
つぎは、この流れに沿って、大事なポイントを説明していきます。