ダイナード!

 

タイに行く前に色々調べていた中で

ボッタクリや観光客を狙った犯罪が多いという事を知った。

 

色んなパターンがあって

例えば日本好きを装って近づき

日本のお金を見せて欲しいとお願いしてくる。

ここでうかつにもお札を取り出してしまうと

あっという間に奪われてしまうという手だ。

おそがい!

 

なので旅中は常に警戒。

旅行中いろいろと声をかけられたが

すべて無視。

4日目まで特に被害無くマジで完全に油断していた。

 

勝ったな!ガハハ!!!

 

 

 

バンコク三大寺院も残すところあと一つ。

ワット・プラケオの近くにある快適な地下道を通る。

炎天下の中、クーラーの効いた地下道がオアシス。

生き返る!!

 

地下道を抜けるとすぐに港が見える。

ター ティアン船着き場。

 

こちらはかつては水上バスの停留所だったらしいが

今は対岸へ渡る舟のみ利用されているみたい。

(例外はあるのかも?)

そして対岸には最後の寺院であるワット・アルンがある。

 

そのように調べて来ているので

何も考えずに桟橋まで歩いていき

ちょうど乗客を乗せている舟に乗ろうとしたら

 

「600バーツ」

 

と言われた。

日本円で約2,400円。

どら高い!

前調べでは5バーツ(約20円)だったハズだが?

 

まごまごしていると

いらつきながら再び「600バーツ」という男。

もしかしたらワット・アルンの入場料も含まれている?

 

仕方なく払い

舟に乗り込むも

どうも釈然としない。

こういう時に言葉が話せないともどかしい。

流石に高くないか?

 

モヤモヤしながらも

舟から見るワット・アルンはこの旅一番の景色だったがや。

今見ても本当に美しい。

 

無事に対岸に到着。

タイは微笑みの国と言われているが

実際にタイ人に微笑みかけられたことが一度もなかった。

というか日本より表情が無い印象。

しかしここで船頭が満面の笑みで俺を降ろす。

……うーん。

 

そして入場料を普通にとられる(笑)

 

目の前には暁の寺と呼ばれている

とても綺麗なワット・アルンがあり

物凄く感動する場面だが…。

まず確かめたい!

そこら辺に腰かけて

こういう詐欺があるのか調べた。

結果…

 

詐欺でした!!!

薄々そうだと思っていたけど

まさか正規の船着場でこんな罠があるなんて思わないがね?

 

俺が調べたところによると

ここを使ったボッタクリはかなり前から存在。

よくあるのがトゥクトゥクのドライバーから

「寺院はまだ開いていないのでそれまで水上マーケットに案内するよ!」

という誘い文句でここに連れてこられて舟に乗せられ

高額な料金を請求された上に

寂れた水路に連れていかれ

怪しい売り子にボッタクリビールを売りつけられるというモノ。

 

おそらくその劇場型のような詐欺の途中に

運悪く突っ込んだ俺が被害にあったと。

どえらい腹立たしい話だがや!!

正規の所でずっと活動できている部分に闇を感じる。

 

ちなみに一緒に乗っていた欧米人の老夫婦は

対岸で降りずにそのまま南に消えて行った。

おそらく寂れた水路に行ったのだろう…南無。

 

宝石店などに連れていかれ

買うまで返さないなどの結末もあるみたいなので

最初にひっかからない事が肝要。

俺は600バーツと聞いたときに引き返せばよかった。

別に急いでいたわけじゃないのに。

 

日本に住んでいるとボッタクリなんて

繁華街の一部のお店でしかあわないだろうが

日本は特殊な国。

外国では常に頭に詐欺があるという事を忘れずに

今後も旅を続けていきたいという風に思った。

勉強代としては安かったがね!!

 

こういう目に合うとその国の事も嫌な印象になるし

せっかくの旅が台無しです。

皆様も俺みたいになるな!!

 

腹が立ったのでとんこつラーメンを爆食い!!!!