東京に引き続き兵庫で、選挙制度の根幹が崩壊していく様を見せつけられた気がします。


前科持ち・執行猶予中の人間が、自分が当選する為ではなく、今回当選した人を応援する為に立候補してきた時点で、東京で起きた候補者以外のポスターで掲示板を占拠した事件と同じく、また選挙を冒涜する行為に出てきたか...と。


しかも、彼が発信していたYoutubeを「Tさんがそう言っていた。それを私は信じる」とか「既得権益側の不都合を教えてくれた」と言っている多くの人々を見た。彼(T)は昔から正義の為でなく、カネになるか否かで動く人間だという事を忘れてやいないか?


ましてや、選挙期間中に百条委員会の委員宅の前で「出てこい!」と大音量で街宣活動をやっていた事も明らかになった。単なる輩である。(おそらく被害届が出されるであろう)


また、今回返り咲きした方も百条委員会で証言した事と街頭演説で話した事が食い違い、(百条委員会が日和る事が無ければ)今後偽証罪に問われる事態が考えられる。そうなれば、再度混乱の県政に陥らせる事となる。



あと触れておかないといけない事。急激に存在感を失いつつある新聞・TVはオールドメディア=既得権益側=信じられない存在という図式に陥っているが、これは永らく政府与党に忖度し続けてきた『身から出た錆』でもあろう。


オールドメディアが今後やらなければいけない事、それはいち早く当選確実を出す事ではなく、選挙期間中に『きめ細やかに政策の差異を伝える事』『SNSで拡散されている内容のファクトチェックをして報じる事』


辛辣に言ってしまうなら、深く考える事を止めつつある国民性に傾倒している日本では、かなり受け入れられるには難しいかもしれない。


しかしながらそれが出来なければ、人気の無かった政党が人々の恐怖と熱狂を煽り、ヒトラー・ナチスドイツを生んだ戦前とかなり近しい状況に日本はまっしぐらになるだろう。(すでに扉は開いていて、足を踏み入れているかもしれないが)



最後に、今回の兵庫県知事戦、何故か自民党・旧安倍派の裏金五人衆と揶揄された人間と近しい倫◯法人会の人脈が、返り咲いた方のボランティアで動いていたのが気になった。多くの熱狂と共に既得権益を倒す為に応援していた人々が、実は1番大きい既得権益側に利する結果となってしまったかもしれない。