イスラエル側から発せられる情報が余りにもお粗末なプロパガンダになっている。
しかし、日本の報道は通信社提供のものを検証せず、疑問も持たず、そのまま垂れ流している状態。ある意味、欧米をただ追随しているだけ。
1つは、怪我した『パレスチナの一般市民に向けて』届けられた医療物資とされるモノが『英語だけで』医療物資と書かれた紙を段ボールに貼り付け、その面をご丁寧にも全て、報道機関が居る方に向けて並べていた。
また、1つは基幹病院の保育器などの設備を自分達の手で散々破壊しておきながら、さも救助の体で保育器などを救護場所に運び入れる映像を報道機関に撮らせる。
はたまた、その基幹病院のMRIの中に隠されていた銃器類を発見した!と並べて見せている映像が今日流れてきた。
しかし、MRIを使う医療従事者や製造に関わる人間からすれば、強烈な磁場を発生させるMRIの傍に銃器を置けば、あっという間に引っ付き折れ曲がる事など想像に難くなし、置き方を間違えばMRIの方へ凄まじいスピードで引き寄せられて鈍器の如き凶器と化す。そんな所に日常的に隠し保管しているなどあり得ない。
それを考えもしないで、ハマスの拠点として病院(の地下)を使っていた証拠だ!と報じている浅はかさ。
イスラエル政府は何でもかんでもでっち上げて、パレスチナの人々が住めない程にインフラを破壊して、ガザからパレスチナ人を一掃しようとしているのではないか?とすら思えてしまう。
この光景、アメリカの『大量破壊兵器が有る』と言って見つからなかった、あのイラクでの出来事が想起される。