ジャニーズ事務所の問題然り、先日のABEMAで流れた橋下徹&東国原英夫の「福島県産品とかホタテを日本に来る中国人に食べさせればいい」と嘲笑をもって話していたり、関東大震災発生後に起きた朝鮮人虐殺を承知していないと会見で発言した内閣官房長官。
これ、まとめた形で世界に発信したら『日本』の人権意識がいかに杜撰で劣化しているか、特に一定の権力を持つ人間、声の大きい人間に多く存在しているかを認知されるであろう。
日本のステイタスを下げる事を平気でやっている人間が、度々「日本を貶めるのか!」と言っている人間と同一なのがカオスである。
橋下徹&東国原英夫の発言で問題なのは、中国の方々に対してフォーカスしているが、同様の対応を今後とるであろう海外の国の人々も対象とみなしている事、そしてその人の属性(国)で差別しようとしている事。
また、入国した際には『ペナルティ的に』福島県産品を食べさせるべきだと発言している事。これ、無意識に福島県産品への差別まで助長しているんですよ。悪質です。
どちらも府や県の元知事というのが絶望的です。それを疑問無く流すABEMAもどうかと思う。
また、松野官房長官の朝鮮人虐殺の件を承知していない旨の発言は、関東大震災後に警察や国が調査した資料が存在している事は半ば周知されているにも関わらず、見識を疑うし、内閣官房長官の発言とは内閣として一致した認識という発言になる。
案の定、ALPS処理水を汚染水と書くと国の発表と違う!と指摘してくるのと同じように「朝鮮人虐殺は無かったんだ。官房長官が承知していないと言ってるぞ!」と意図的か無知か、そんな輩が散見し始めた。
人権問題、そして国を挙げての歴史修正開始と、この国、底が抜け始めている。戦前の大日本帝国時代と同じニオイが政府から出始めているし、隠そうともしていない。