23日、一部で“自販機(CM)の美女”とか呼ばれているらしい方のライブイベントへ。
その方の名は「秩父英里(ちちぶえり)」さん。
東北サンベンディングやNEXCO東日本の(地域限定?)CMで演奏シーンと併せた映像が流れておりました。
東北大学在学中に、一旦休学してバークリー音楽大学へ留学。本校を首席で卒業し帰仙。日本のJAZZシーンでコンポーザーとして期待される若手の1人。
先頃も雑誌『BRUTUS』に“2023年、スタイルを貫く日本の新星たち”の1人として写真付きでピックアップ。
私自身、7〜8年前に野外イベントで演奏していた秩父さんの紡ぎ出す音が気になり、思わずシャッターを切っていた人間ではあるが、(当時)幼さというか、あどけなさが残る、どこかおっかなびっくり周囲の大人達と接していた学生だった秩父さんが、こうした期待の新星的な形で仙台に帰ってくるなんて想像はしていなかった。
(本人にこの野外イベントの事を話したら、ひぇ〜!モンクを一生懸命やってた頃だ!恥ずかしいって笑ってた)
でも、演奏を聴けば、表現の幅、着想や視点の面白さやその広がりの凄さを感じずには居られなかった。その片鱗はトークでのQ&Aでも垣間見えた。バークリーで過ごした日々の濃さの為せる技か。
あっという間の演奏とトークによる90分超え(当初の予定は60分だったw)
本人が描く楽曲のイメージを、関本欣哉さんによるインスタレーション作品として作製展示もあり、とても充実したイベントでした。
また、当初リストの無かったベーシストに小美濃悠太さんが急遽出演。どうやら秩父さんが前日に、もしもし空いてます?テレフォンをしたらしく、東京から組み立て式のウッドベースを携えてやって来てくれた模様。さすがヨーロッパを演奏ツアーするような小美濃らしいフットワークの軽さ!
思いがけず、秩父さんと小美濃さんの組合せが聴けたのも良き時間となりました。