東京五輪の大会組織委員会のどんな点が駄目なのか。

①問題が有り辞任する人に、後任人事権を与えている。しかも同大学同学部の先輩後輩という、仲良し人事と憶測を呼ばれないように本来避けるべき流れであるはずなのに、である。

②後任者が辞任する人間を相談役として、公的な肩書を与えて、今後も会に関与させる事を明言している。つまり、根本的な体質を変えるつもりはないと世界に誤ったメッセージを送りかねない事。

③会規則で、理事の中から会長を選出する事になっているが、後任者は理事ではない為、後付け的に急遽理事へ選出して会長職に据えるという、手続きのなし崩しを容認している。

④当初8000億円程度の開催費用が、延期費用やコロナ対策費用が新たに加算されたとは言え、現状3兆2000億円程度へ、約4倍の費用に嵩んでいる説明を、パブリックコメントとしてほぼ出していない事。


あとは、後任の方が五輪憲章と相容れない思想を暗にお持ちなんじゃないか、そんな危惧すべき点がある。これが噴出しないと良いが。



どうやら川淵氏の会長就任は白紙になったようですね。
政府側が手続きの透明性など点から難色を示したようです。
最近の政府としては、賢明な判断・理由だと思い正直驚いてます。今回の政府決定がごく当たり前で驚く事は無いはずなんですが、なんとも皮肉であります。

個人的には山口香理事がアスリート視点も含めて、妥当な線ではないかと思うのですが。