正直なところ『終戦記念日』の呼び名にしっくりと来ないものを感じています。

自分の中では「大日本帝国終焉決別の日」なのです。

どうも軍国主義復古を望む方々が、戦没者を“英霊”と事ある毎に讃えている事にちょっとした怒りすら覚えるのです。

(会ったこともない)祖父は異国の空で散った。

国によって仕向けられた戦場加害者であり、国によって命を奪われた被害者です。

戦時中、前線に赴いた兵士の大半は飢餓や伝染病で亡くなり、軍首脳部が戦況を真摯に受け入れていれば、この方々の命を無駄に奪う事も無かっただろう。

ましてや、広島や長崎での原爆投下という惨劇は、充分回避出来たのではないかと強く思うである。


しかし、今年も現行憲法の原則(政教分離)を破って、“現職閣僚”が靖国神社という“特定の宗教法人”に参拝したのである。

SPも付けず、公用車も使わず、更には議員で無ければ、ああだこうだとは言いません。

憲法を軽んじる、憲法に反するような閣僚達の手で、憲法改正の発議がどうのこうの言って欲しくはない。

それに輪をかけるように、商船三井の船がモーリシャスで座礁、油流出による環境破壊という大問題が発生している時に、参拝を優先した環境大臣には呆れるばかり。


因みに、今日のロイターでは靖国神社に軍服コスで参拝に向かう人々の写真を添えて、現職閣僚の参拝、総理大臣からの玉串などから、現在の日本は戦争を美化し、反省していないのではないか?と世界発信しておりました💦