今週の木曜日か金曜日の東京で確認されるコロナ感染者数、600超えても不思議じゃないよね?と、東京の取引先と話題になります。そして、政権与党の施策・対策音痴ぶりに頭が痛いとも...


さて、先日の沖縄県知事に対する、菅官房長官のコメントは典型的な呪いの言葉であった。

官房長官であり、沖縄県の選挙責任者である菅氏が、沖縄県知事の動きを呪縛した。

『前々より隔離療養用のホテルを確保しなさいと要請していた。』
『政府として、経済対策としてGOTOトラベルを打っている。』


早々から隔離療養用のホテルを押さえていたら「政府が折角『GOTOトラベル』で経済が周るように仕向けたのに水を差した!」と、政府は文句を言っていたでしょう。

観光関連の収益が多大な沖縄県の事情を考えれば、『GOTOトラベル』を見越して早い段階で観光客用にホテルが押えられたのは当然の成り行き。

つまり、隔離療養用ホテルを押さえ辛くしたのは、なんてことは無い『GOTOトラベル』施策が大きな一因である。

隔離療養用ホテルを押える事と観光用ホテルを押える事という、沖縄県にとっては相反する事を要求して、どっちに転んでも政府が文句を言える状態にした。

この辺に、あたかも玉城知事は仕事が出来ない印象を全面に出し、追い落としの圧力を強めた、如何にも沖縄県の選挙責任者らしい、菅官房長官の狡猾さである。


沖縄県での感染の拡がりの要因は

①『GOTOトラベル』による旅行者の流入数増大

②国が求めるべき米軍軍人と軍属の検疫依頼の怠り

この2点が大きい。

本来、政府がすべき事をやれていない、それがそもそも大問題なのである。


それとは別に触れておきたい事が1つ。

東京の都心(港区)に在る米軍の心臓部とも言える重要施設について、何故か話題になる事が無い。

当然、ここに出入りしている米軍関係者は検疫フリーパスであり、当たり前に日常を都内で過ごしている。ここが欧米型コロナウィルスの感染源にならないとは言い切れない。

でも、まるでその存在が無いような位の静けさが、勝手ながら恐怖を感じる。