Co.Ruri Mito のコンテンポラリーダンス公演が昨日と今日有りました。

その2日目、主宰の三東瑠璃さんのソロダンスパフォーマンスを拝見。

ダンスタイトル『Matou』

会場に入った瞬間から目が離せない状況で、スタートを待つ。

始まってしまうと、まさに息を殺して観ている自分。息をしている音さえ響くような感覚と静寂。

ギリギリの音量で流れる少ない音響の中、三東さんの手足が床を擦る音、呼吸音が会場に充満していき、空間を支配していく。

踊る側だけでなく、観る側も体力を要求される、まさに真剣勝負の様相。

身体表現としては、人ってこれ程、芯に強さを持ったまま、こうも柔軟に、そしてしなやかに動けるものなのか…と、感心しっぱなし。

内容も、どれだけ練りに練り上げ、そして削ぎ落としていく、その継続の賜物なのかを感じさせるには充分なもの。


終演後、三東さんと話しているとサバサバした語り口で『まだまだです』『大御所の方々から見ればマメみたいなもんですから。あっ!マメなら(食べられるし)まだマシか!(笑)』なんて言ってましたけど、今後も期待したい表現者の1人でした。

たまたま会場のターンアラウンドに置いてあったハガキから、こうして見応えのある公演に辿り着けたのは本当にラッキー。

久々に、良質のコンテンポラリーダンスを観る事が出来ました。



さて、話は全くといって別な事ですが、今日投票日の仙台市議選。結果以上に投票率がどうだったか、そこが気になってます。

特に仙台市は県と同等の行政権限を持つ政令指定都市という位置付け。それを考えれば、前回の投票率40%以下のような事は避けたいですよね…

前回同様、60%以上の市民が棄権、他人任せで良かれという状況はある意味異様だと感じてしまうので。