ふと、とある記事が目に留まった。
それは、ワシントンD.Cのホロコースト記念博物館に展示してある、アメリカの政治学者、ローレンス・ブリット博士が過去のファシストを研究した際に導きだした事。
『ファシズムの初期の兆候・14項目』
①強力で継続的なナショナリズム
②人権の軽視
③団結の為の敵国づくり
④軍事優先(軍隊の優先性)
⑤性差別の横行
⑥マスメディアのコントロール
⑦国家の治安強化に対する執着
⑧宗教と政治の癒着、一体化
⑨企業(の力)の保護
⑩労働者の抑圧
⑪学問と芸術の軽視
⑫刑罰強化、厳罰化への執着
⑬身びいきの横行や腐敗(汚職)
⑭詐欺的、不正な選挙
これを目にして、何かゾッとした…
そして、ここに代表的な2人の発言を。
ヒトラーはこう言った。
「大衆の理解力は小さいが、忘却力は大きい」
「民衆の圧倒的多数は冷静な熟慮より、むしろ感情的な感じで考え方や行動を決める」
と。
ゲーリングはこうも言った。
国民に向かって「我々は攻撃されかかっている」と煽り、平和主義者に対しては「愛国心が欠けているし、国を危険に晒している」と非難すればよい、と。