1週間前に買ったガトーショコラのエイジング第一段階が、いよいよ明後日に迫ってきて、味がどう変化するのか楽しみなタカです。

あっ、ちなみにお店の名前は…
  『チョコレートな関係』

ここ数日、地元のメディアに立て続けに取り上げられたせいか、今日お店の前を通り過ぎたら店内の飲食スペースは満席で、席が空くのを待っている人が出てました。




それはそうと、今日の午前中、3.11メモリアル館の企画イベントで、

「仙台市南蒲生浄化センター」

の普段立ち入れないエリアも含めて、センター職員の説明付きでの見学へ。

ここから下には被災した建物の画像が掲載されますので、念の為、閲覧はご注意下さい。

仙台市内の下水の約70%を処理している施設。

その施設は海岸線から然程離れていない場所に位置した為、あの日、大津波が直撃。

ほとんどの建物は解体撤去。撤去作業前で残っている唯一の建物“第三ポンプ場”に破壊力を示す爪痕が残る。


湾曲した鉄筋コンクリート壁。この壁が後方に構えていた管理棟を守る緩衝材の役割をし、避難場所(管理棟)を確保出来た可能性が高かったとの事。

津波の到達高度『10.4メートル』を表示したプレート。

この高さを基準に、GLのかさ上げと開口部(窓)の設置位置が考慮された新浄化センターを隣接地に再建。しかも再建10年と云われていたところ、5年で完成し稼働してます。

今回この施設を拝見して、あの日、電気、ガス、上水の使えない不便さは直接感じる事は出来ても、生きていれば当然ながら排出される下水の事は…

自分の身から離れていくものだけに、当時その下水処理に対する意識までは行き届くまでには至っていませんでした。

電気制御出来ない処理施設。でも人力で出来る限りの(塩素薬剤)浄化、そしてそれを放流する門扉のハンドルによる開閉。

当時、片道5kmのガレキ撤去されただけの悪路を、毎日徒歩で通って作業されていたそうです。

その現場を担っていた職員の皆さんの思い・考えが判る一文がメモリアル館に展示されています。


技術者であり、職人であり、プロフェッショナルとしての、センター職員の姿を見る事が出来ました。

あの震災からまもなく丸8年。段々とあの日への意識が薄れてきているのを肌で感じる今日この頃。改めて思い直す良い機会でした。


南蒲生の新設された防波堤。この右手側に以前有った松林を復活すべく、植林作業が進められております。