昨日はカンパニーステージを1つ、短編2本のコンビネーションステージを1つ。

カンパニーステージは、山田うんさん(ダンス)×太田惠資さん(vl.)によるコンテンポラリーダンス@能box

タイトル『ボレロ~秋風辞~』

今回、うんさんについては予備知識無しの初見。しかも能舞台でのパフォーマンス。

でも、うんさんが舞台に登場するなり、ジリッ、ジリッと地面(舞台)を足裏で確かめるような運び、その時に見える土踏まずがアスリートの如く隆起し、まるで扁平足のようにすら見える様で、彼女の凄さが充分過ぎるほど伝わってきた。

バレエダンサーのような上(天)へ向けて重心が動いたと思いきや、舞踏のように下(地)へ向けて重心が動く…

そして、鍛え上げられた脚や背中の筋肉が静かに躍動する美しさ…

“能舞台”で踊る「ボレロ」の1つの形を提示された気がしました。

いやあ、素晴らしい公演でした!



コンビネーションステージでは、前半が演劇、後半がコンテンポラリーダンス。

前半は劇団・捨組「あの場所、ふたり、あまやどり。」

鳥居裕美さん(捨組)、χ梨ライヒさん(劇団鼠)、キサラカツユキさん(演劇企画集団LondonPANDA)の3人舞台。

初めは、とある日の小さな店での(ちょっと違和感のある)出来事のやり取りかと思い観ていたが、話が展開するにつれて、時間軸の交差、時間の経過が生んだ内容で、だんだん紐解かれ、その紐がまた結わえられて、1つの物語として完結する…

短編・短時間の演目で見事に納める脚本は、本当に見事でした。


後半は佐々木すーじんさん(空間演出・音楽)×山下彩子さん(ダンス)

舞台(空間)を紐(線)で仕切り、境界(境目)を往き来するダンサー。そこに何を見るか、見えるか…そんなところでしょうか。

試行的というか、挑戦的で面白い取り組み。

ただ、如何せん、先に観た山田うんさんの表現が素晴らしく、尚且つ、自分の好みとする表現だったのでね…

お腹一杯な感じになっていたんですよね…
ごめんなさい 人( ̄ω ̄;)


あと、会場となった「せんだい演劇工房・10-BOX」で気になっていたきゃらんてーぬさんがブースを展開中。

きゃらんてーぬさんと話しながら、この会場でもアンデパンダン展でやっていた“おみくじ”が有ったので、今回も引いてみた。


森民酒造さんが会場で販売していた今イベント限定日本酒『おろしゅ』を手にしている状態でコレを引くか…(^_^;)

きゃらんてーぬさん「お気をつけて~!」って言いながら笑ってたな…