今日、10月6~8日3日間の先行上映となっている映画『日日是好日』を観て来ました。

そんな日に、NHKの日曜美術館で茶人・松平不昧の特集だったのも不思議な縁でしょうか?


さて、原作は森下典子さんの著作『日日是好日「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』

映画化が決まる前にたまたま読ませて頂いた本でしたので、映画化の報を聞いた時は「キャスティングはどうなるの?」というのが1番に気になった事を改めて思い出しました。

黒木華さん、多部未華子さん、樹木希林さんがメインのキャストで本当に良かった。観る前も観てからも、そう思える映画でした。

原作からも派手な演出がなされる作品ではなく、自然・風景の画作り、画の大部分を占める茶室でのシーンから伝わる空気感、希林さん演じる武田先生のえもいわれぬ佇まい…
 
お茶(茶道)の作法の話が決してメインではなく、ややもすると気づかぬままやり過ごしてしまいそうな自然の移ろい、季節毎の変化といった機微をふと感じ取れる瞬間が訪れる。主人公・典子(黒木華さん)にとってのそれがお茶だったという事。

大きなイベントが有るわけでなく、でも日常の何気ない美しさを感じられる本作、小津安二郎作品に通じるものが有るように思えました。穏やかで、日本的美意識も感じられる美しい作品でした。

そして、本作で希林さんの役を演じるとは…の答え・伝えたい事を見る事が出来る作品の1つだと思います。

身近で共演していた黒木華さんが、今後この経験を自分の中にどう生かしていくか、期待をもって今後も応援したいと思います。

華ちゃん、可愛かったなぁ…
ビブリア古書店、観なくちゃ…


ここからは、今日で終わったアンデパンダン展@ギャラリー越後での画像を…

皿に山盛りに盛られた海老の天ぷらを模した展示物…あれ?海老フライだったかな?(^_^;)

出窓に置かれ、遠くに青空を眺める…妙なバランスに思わずニヤッとさせられる。


上の2画像は腰を掛けて休めるスペースで、陽の光が生み出す景色を楽しむ。 


そして、オマケにアンデパンダン@中本誠司現代美術館で出展されていたおみくじの中身を披露…
こんなクジだったので喜久水庵で抹茶アイス、ちゃんと頂きましたよ~♪
どこまでもお茶繋がりで進んだ1日でした(笑)

因みに、ギャラリー越後のオーナーさんは“頭上注意”みたいな事を。
その他にも“知らない匂いには注意”みたいなクジを引いた方も。

きゃらんてーぬさん…なかなか面白いぞっ!