年中行事に今年は『平成最後の…』という言葉が付きます。
今年で28回目となった定禅寺ストリートジャズフェスティバル(JSF)、これもまた同じ。
今年も2日間楽しませて頂きました。
雨の中でも多くの人出、そして雨の中でもジャズフェスに足を運ぶ方々は、ご自身が知らないバンドでも上手なバンドの所は通り過ぎず、しっかりと足を留めて聴いている姿をよく目にしました。
また、名雪祥代さんのバンドを撮影&聴いていると、名雪さん関連のSNSやライブフライヤーで写真(画像)を拝見してますと、プレーヤーじゃない自分にまで何度かお声掛け頂き大変恐縮でした。
さて、1991年に演奏の場を街中へ移し、25バンド(150人)・9ステージで始まったJSF。
屋外で、路上でやる音楽、それを「ストリートジャズ」と定義し、ジャズのみならず、ポップス、ゴスペル、ロック、民族音楽に至るまで、垣根を取っ払ったある種独特な音楽イベント。
今でも「ジャズフェスなのにジャズ以外も演奏されているのは変」と言う方も、実際にいらっしゃるのも事実。
でも、マイルス・デイビス氏がロックと融合してみたり、山下洋輔氏が和太鼓の林英哲さんと共演したりと、他のジャンルと交わり、変化していく事を厭わない音楽という事を知れば、何ら不思議な事ではない…と、勝手に私は考えています。
そんなJSFも今や2日間で750を超えるバンド(今年は779バンド?)が演奏するビッグイベントとなりました。
そう、演奏者として、観客として、音を楽しむ事に垣根は無いんです。それが今の形に成ったんだと思います。
来年は『新年号最初の…』再来年は『節目となる第30回の…』という言葉が付く2年間を迎えます。
“開催できるのか?2011年!!”という大きな大きな節目以来の、JSFにとって何かしら新たに試される2年間になるかもしれないですね。