祈りの羽根…頭上を鳥が飛び去ったハッと軌跡を目で追うとそこにふわりと漂う一片まるで太陽の破片のようにきらりと眩しく輝いていた思わず手を伸ばしてみるでも戯れるようにすり抜けるまるで幸せがすり抜けるようにそうだ優しく水を掬うように隙間から水が溢れないようにそっと受け止めてみよう脆く儚いその一片を潰さないように壊さないようにどうか願いが叶いますようにと静かに祈っていた体温より7℃低い夏の今日