暦の上では今日から春…
まだまだ寒いけどね…
寒空の下、いそいそとお出かけして向かったは
PianoSalon REFRAIN(ルフラン)
普段であれば、美味しい紅茶を飲みたくなった時に伺うのですが、今日は別の目的。
杜の都の演劇祭 フリンジプログラム
やまとことばの「ロミオとヂュリエット」
日本で初めてシェークスピア作品を翻訳したのが坪内逍遙氏。
明治期の翻訳である、文語体独特の五七五調の響き。能や狂言にも通じる響きで「ロミオとジュリエット」の朗読劇を楽しませてもらいました。
出演者の1人・蔭山佑次さんは歩行姿勢が独特だったので「バレエをされているんですか?」と訊ねたら、
『作品の性質上、身体の使い方としては(バレエの)それを意識してます。』
作品の時代背景、作者の時代背景を考慮して、朗読劇とはいえ、そこまで徹底している姿には頭が下がる思いです。
本編終了後、食事の提供を受けつつ、ピアニストでもあるルフランのオーナーさんによる、この公演回のみの特別演奏。
演奏曲は、ロミオとジュリエットが書かれた時代、欧州ではペスト(黒死病)が大流行していた背景を踏まえ、サン・サーンス『死の舞踏』
もし、あの時代、ペストが流行していなかったら…
ジュリエットが死んだフリをしますという旨の手紙を預かった牧師が、ペストからの救いの祈りを捧げていた家で閉じ込められなかったら…
もしかしたら、ロミオとジュリエットはハッピーエンドだったのかも…
そもそも本作が生まれていただろうか…
などと、色々思い巡らす時間でした。
関連の無いおまけ…
寒さ厳しい為、凍結している沼や田んぼが多く、餌の確保に難儀しているせいでしょうか?
餌欲しさに、妙に人の近くまでくる鴨多数…鴨ってここまで警戒心が薄いっけ?と考えてしまう程。