本日は演劇企画集団London PANDAのvol.11&12の公演を観覧。
この演劇集団は、作・演出を主宰の大河原準介がやり、基本的に俳優を抱えない形のプロデュース公演のスタイルをとっている。
生前葬を扱った前回公演『生きてるくせに』後、8月だったか「こんなキャストで公演やります!」との話を頂き、今回お邪魔した次第。
あっという間の78分間(ROOM)、70分間(MOOR)の演劇でした。
ROOMのキャスト
・飯沼由和さん(言言)
・瀧原弘子さん(三角フラスコ)
・横山 真 さん(丸福ボンバーズ)
・鳥居志歩さん
・郷内宣子さん
・千石すみれさん
MOORのキャスト
・横山 真 さん
・鳥居志歩さん
・キサラカツユキさん
・浅倉麻里衣さん
・長谷野勇希さん(えずこシアター)
・松崎太郎さん
・渡辺 陽 さん(えずこシアター)
・福士永大さん
大河原さんのシナリオで、飯沼さん、横山さん、瀧原さんが出演されると最初に聞かされていた時点で期待度が高く、その分、当然ながらハードルもかなり高くなっておりましたが…
あっさりと飛び越えて、期待以上の内容でした~!
演者そのものの力量を存分に楽しめた、比較的ポップな作りの『ROOM』
(私の中のでの位置付けですが)トリックスター的な役をやらせたらピカイチな長谷野さんの軽いトーンで導入し、終盤に向けて重くなっていくストーリーのコントラストが際立つブラックな『MOOR』
そんな2作を通して目を見張ったのは、MOORで見せた横山さんの演技。
宮城では、ユーモア有る軽妙な演技・役柄が多かったが、前作そして今作でのLondonPANDAで見せた横山さんの演技は(大河原さんとの話題にも挙がったが)今後の可能性を再認識する良い機会でした。
しかし、こうも短期間でシナリオを書き上げていく大河原さんも本当に凄いなあ…