花を上から観賞を楽しむのが向いている樹木、ヤマボウシ。

でも、下から見る、光を透過する姿も夏の訪れを感じて良い。


さて、先月訪れた「せんだい3.11メモリアル交流館」に再訪。

企画展
『それから、の声がきこえる』

開催期間が後半になり、ワークショップで収録した“参加者の声”の展示が入れ替わったとの事で、それを傾聴して参りました。

“あの時そうだったなあ…”とか、“そうか、そういう見方・感じ方があったか…”等々、聴かなければ出て来ないであろう思いが色々と。


併せて、廊下に貼り出してある『道』をテーマにした子供達が描いた絵、仙台市沿岸地区のマップに自分の記憶を記した付箋を張り付けた展示品を眺めて来ました。

付箋を張り付ける企画は現在進行形の企画の為、前回見た時と比較してもかなりスペースが埋まっており、それだけ人の思い・記憶が留められたんだなと、ちょっと感慨深かったですね。

当時、ボランティアに参加出来なかった…とか、どこか小骨が引っ掛かるような思いを抱いている方がいらっしゃったら、仙台に来た際は本交流館に立ち寄って頂いたら幸いです。

発生した地で、発生した前後を知る事、それだけでも良いんです。

起きた事を忘れない、何かしらの情報を伝える、災害に対する備えの参考になる…それだけでも良いんです。

惨事が後世に活かされない事ほど悲しい事はないのですから。


ここからは余談…

企画展を観ている最中「〇〇さん、帰りに事務所へ顔出して下さいね~!お茶出しますから~♪」とIさんに声を掛けられていたので、

一通り見終わってから、ちょっとお邪魔して雑談…のつもりでした。

その時、ちょうど本施設や演劇工房10Box等を運営している事業団について話を訊いていた方がいらっしゃって、Iさんとお話し中。

でも、どうぞ~♪と招き入れられたので、良いの?σ( ̄∇ ̄;)と思いつつ同席。

偶然のタイミングとはいえ、事業団として取り組んでいる企画、その企画に参加して楽しんでいる側の私、この両方の話が同時に聴ける場になったようで、ほんのちょっとだけその方のお役に立てたのかな?

でも、自分が知らなかった10Boxの運営スタンス、10Boxでは見る事のなかったIさんの仕事への気構えと凛とした表情を垣間見る、良い機会となりました。