昨晩、観劇した一人芝居のタイトルをそのまま表題に。
作&演出:大河原準介さん(演劇企画集団LondonPANDA主宰)
出演:菊池佳南さん(平田オリザ氏主宰・青年団所属)
7月に公演を控えている
『生きてるくせに』
これのスピンオフ企画であり、本編で演じられる“木野家”の次女・綾美、彼女の28年間の振り返りを語る芝居。
その初日でした。
綾美が無意識に自分を誤魔化しながら世間と折り合いをつけ、どう自分の居場所を探ってきたのか…
観ていて、綾美がどこか愛おしい存在に感じてしまった自分。
本編では演じられる事は無いであろう、綾美という人間のバックボーンを知る事が出来、また、父親はどんな人間なのかも垣間見る事が出来て、本編がより一層楽しめそう。
本編『生きてるくせに』を観るんだっ!と考えているなら、是非ともこの一人芝居も併せて観て頂きたい。
そんな気にさせてくれる程、勿体ないくらい良い一人芝居でした。