熊本の劇団である

不思議少年 の全国縦断ツアー

    『棘/スキューバ』

ツアー最終公演地・仙台公演


せんだい演劇工房10-BOXの石川さんより、先頃こちらのご案内を頂きまして観劇。


演者①代表であり、作・演出も担う大迫旭洋さん

演者②森岡光さん

演者③宇都宮誠弥さん(飛ぶ劇場所属)


演目棘』を大迫さんと森岡さんの2人で、演目『スキューバ』を3人で演じる。


棘』に関しては、淡々と静かに物語が始まり、こんな感じで進む内容なのかな?と観ていたら、突然テンションアップ、スピードアップの展開へ。

まさに『序破急』の非常にメリハリの効いた内容の70分間。


そして『スキューバ』は僅か20分の中に、家族の歴史、切なさ、愛情を詰め込み、観客から笑いを誘いつつ見事に展開。


素晴らしいシナリオと演出。

そして、振り幅の大きい役をやりきる森岡さんの演技もまた素晴らしかった。

良い演者さんは、舞台では大きく見えて、いざ舞台を降りて挨拶させてもらうと、こちらが戸惑うくらい小柄だったりするが、彼女はまさにそんな役者さん。

大迫さんのシナリオで、森岡さんが1人芝居…そんなパターンも充分可能だな!と思わせる程の良い劇団でした。


河北新報さんでも紙面を割いて紹介していたようですが、もっともっと多くの方々に観てもらいたい公演でした。


さて、アフターイベントは小濱君が作るご飯を頂きながら、

大迫さんと森岡さんによる、熊本城の観光案内所でやっていた、熊本城案内の掛け合い寸劇。

その後、大迫さんと小濱君の2人による短編リーディング。

アフターも楽しく、笑いに溢れた時間でした。


もし再度、不思議少年の公演が宮城で実現したら、時間を割いてでも観たいなあ…