犬と猿は仲違い~♪雉は戦力外~♪

ここ数日、再びこんなフレーズが頭の中を過ぎってしまう…

先日のカラオケ会が間違いなくトリガーですね(笑)


さて本題。

今年も開催されました
   『杜の都の演劇祭2015』

杜劇祭も今年で8年目。

今年は4演目、その全てにおいてプログラムディレクター(PD)が女性という、初の取り組み。


プログラムA「耳鳴り」「言語生涯」
井上ひさし作 (PD.丹野久美子)

プログラムB「幼ものがたり」
石井桃子作 (PD.生田恵)

プログラムC「岩尾根にて」
北杜夫作 (PD.伊藤み弥)

プログラムD「想像ラジオ」
いとうせいこう作 (PD.文月奈緒子)



各PDの思い入れがある作品だけに、ステージセッティングから小道具に至るまで、観劇する楽しみに溢れておりました。


人の滑稽さとちょっとの悲哀の交じり合う妙

子供の記憶の瑞々しさと昔の日本の原風景に対する懐かしさ

山岳の細やかな描写と虚実が交錯する主人公の精神状態

震災により亡くなられた方々の魂が安らかに…という鎮魂の思い


作風の違う4作品いずれも内容濃く、かつキャスティングも良いものでした。

演者さんも、仙台で精力的に活動している若手さんが年を追うごとに多く登用されるようになり、

演じる側も観る側も演劇の裾野を広げる、良い機会になっております。


今ではすっかり杜劇祭スタッフさんとも顔見知り。

今年の口切り回では『お待ちしてました。今年も宜しくお願いしますニコニコ』とお声掛け頂くように。



また、劇団に所属している若手さんから

“過去の杜劇祭でどの演目・役者が印象に残っているのか?どんな点でそのように思ったのか?”

“自分の演技を観て、何を足し引きしたら良いと思いますか?”

なんて事を聞かれる事も。

その向上したいという真摯な姿勢…素敵だと思います。



来年はどんな場所で、どんな作品・演者さんと出会えるか?

終わったばかりなのに、もう次回(2016)が楽しみです。