太陽が沈み、夜の闇が怖いと大泣きする。

しかし、朝になれば明るくなったと笑い、声高らかに唄う。

そして、また夕方が近づくにつれて、夜の訪れを思い出して顔を曇らせる。


立秋を過ぎてから、まるでそんな表情のような空模様を繰り返しながらも、

ここ数日は虫の声がはっきりと聞こえるほど、穏やかな夜が続いていた。

でも、今日の午後からはしっかりとした雨。

夏のような湿気や雨粒に温さは感じない。それなりの冷たさだけ。

ああ、確実に秋はやってきている。

そうだ、秋の夜長を楽しむ準備をしよう。

夏から秋への橋渡しには、シャーデーの曲が似合う。

そして、秋深まればヘイリー・ロレンの声がお似合いか。