『music of the Earth』
  ー音楽で旅する地球ー

 Vol.4のテーマ:空間の違い


に行って参りました。


アフリカ・サハラ砂漠以南の呪術師が行う、呪術による治療を行う場(空間)における音の役割。
→トランス状態へ誘導する為の音の効果。

から始まり、

キリスト教における、コーラスやパイプオルガンを荘厳に響かせる教会という空間。

であったり、

発掘し発見された、古代ローマの演劇・演説用シアター『オデオン』と言われるすり鉢状の施設が、いかに生の声を効率良く響かせるのに、良く考えられた造りである。

とか、

コンサートホールという空間で『演奏を(意識的に・メインとして)聴く』という風潮が出来上がってきたのは、19世紀になってからと、意外と歴史は浅い事。

そして、20世紀のマシンエイジと呼ばれる、ピアノやバイオリンの自動演奏機の出現(この流れからジュークボックスも生まれる)により、

宴会の場、集いの場という賑やかな所で、BGMとして音楽も流れる、18世紀以前への回帰。


そして、1979年日本発のSONY『Walkman』登場!

大衆・大勢で聴く音楽の時代から、個で聴く音楽の時代へ。



音楽を奏でる空間の捉え方で、こうも色々な見方や時代の変遷を知る事が出来るとは!


さすが、今回も定禅寺STREET JAZZ FESTIVALの総監督の講義は面白かった!