『門前の小僧、習わぬ経を読む』

なんて諺がありますが、自分の高校卒業後の写真に対する状態が、まさにこんな感じだったのかな?と。


高校卒業後、嫌気がさし、全くファインダーを覗く事も無くなっていた。

しかしながら、周りの環境がカメラからの完全なる離脱を防いでくれていた。


カメラをやるキッカケとなった父親が、事ある毎に撮ってきた写真を見せては、

“お前だったら、どっちをどういった理由で選ぶ?”

“お前だったら、どこをどうトリミングする?”

なんて問答は常日頃。それは現在に至りますが(笑)


モノクロ写真の師匠ともいえる伯母といえば、

たまに写真が新聞に掲載されては知らせてきたり、写真展の案内をよこしたりと、何かと気にかけてくれていた。


だから、カメラを再び撮るようになるまでの間も、色々な方々の写真展は絶え間なく観て回っていた。


色々な形でインプット作業は続いていたんだね…


そして奇しくも、芸大進学を勧めてくれていた校長先生の「卒業後も写真は止めるなよ!」と云う言葉に、今更ながら沿う形になりましたよ…