『music of the earth』
     - 音楽で旅する地球 -

    vol.3 楽器の違い”


という音楽講座を受けてきました。

講師は Happy toco の榊原光裕さん、佐藤聡子さんのお二人。
(当講座では“Honey Toco”名義)

楽器を演奏している事が確認される最古の壁画から、

ボディ・クラップ(ボディ・サウンド)、動物の声を真似した声によるアンサンブル。


そして、岩石を叩いたり、動物の骨や象牙で造った簡易な笛という楽器だったり、

ギターの起源と云われるリュートや竪琴の原型と云われるリラ等の世界への広がり・変遷。


終盤にはトルコ行進曲に多大なる影響を与えたトルコの軍楽「ジェッディン・デデン」が、

後々には鼓笛隊、マーチングバンド、ブラスバンドへと派生し、戦時中の日本で流れた軍艦マーチへと。


小中高校では学べない内容で、さすがお二人の講座だなぁ~!と新鮮で楽しい内容でした。


楽器の変遷例において、要所要所でトルコの楽器が出てくる辺りは、いかにトルコが文化の交差点であったかも垣間見えて良かったです。

そして、講座の終盤に軍艦マーチを持ってきたのは、今の時勢の危うい空気感に対しての榊原さんの問い掛けであろう。



講座終了後、お二人に

・HIP HOP は言葉という音を、より多く詰め込み、そして踊りを交える点では、表現方法としての先祖帰りもしくは原点回帰している面も有るのでは?

・ジャズはマイルス・デイビスがそうであったように、タブーとされた電子楽器と融合させたり、ROCKと競演したり、山下洋輔さんと和太鼓の林英哲さんが競演している事を考えれば、多種多様な音楽が一堂に会する定禅寺ストリートジャズフェスはごく自然だと捉えてますが、音楽監督の榊原さんの立場からみて、この考えはどうでしょうか?


という自分なりの考えを投げかけ、色々とお話させて頂きました。これだけでも大変有意義な時間でした。