『王様の白切手』

  @我流伊達屋敷

原作・井上ひさし

出演者・樋渡宏嗣さん
   ・菅原ゆうこさん


3年前、樋渡さんとDatefmアナウンサー石垣のりこさんで演じられた本作。

今回は樋渡さんの相方を元山形テレビアナウンサーだった菅原さんに代わっての公演。


以前とは、主人公と登場人物達との会話でのやり取りが微妙に変えてあったり、

BGMや効果音も工夫が加えてあったりと、

原作を大事にしつつ、前回を知る観客も楽しめるように手を加えられていた。


そして、前回同様の見所?は演者(朗読者)の声色の使い分けの多彩さ。


樋渡さんが凄いのは前回で分かっていたが、菅原さんも負けず劣らずの凄さ!


情景・場面がすんなり目に浮かび、天国の井上ひさしさんの狙い通り?思わずクスクス笑ってしまう事も度々。


杜劇祭、そして井上ひさしさん作品らしい公演でした。


あっ!書き忘れる所だった!

会場となった“鬼嫁ビル”にある『我流伊達屋敷』の親方(愛称?くされ親父)の面白い駄洒落混じりの挨拶と、

出された五目せいろ飯&牡蠣と鱈キクの茶碗蒸しの美味さ、

これも特筆ものでした!ご馳走さまでした。


宮城の役者さん、演劇関係者の皆さん、そして杜劇祭実行委員会の皆さん、今年度も楽しい公演ありがとうございました。



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