それでよいのか？

先日の愛知県日進市における、花火の一件について。

福島県川俣町の花火工房で作製された打ち上げ花火に対して（厳密には東北で作ったモノに対して）

「放射能の心配があるに打ち上げて大丈夫なのか？」
「放射能をばらまく気か!?」

と云った約２０通のメール等への対応として、検査データを要求。

しかし、データを提出し、市民へのコンセンサスを得る事が、打ち上げまでに間に合う状況になかった川俣町の工房は、泣く泣く打ち上げへの花火提供を断念。

この事態に対して日進市市長は『今回の打ち上げ断念の件は、じくちたる思いであります。』とコメントしていたが、ここで疑問が生じた。

京都五山の送り火における薪の一件を考察していれば、

花火の提供をお願いした段階で、市民からの出るかもしれない不安の声を想定し、万全を期して検査データの添付を、なぜ主催者や日進市側はお願いしなかったのか？

単なる主催者や行政の後手、想定の甘さそのものではないか？

市長は簡単に『じくちたる思い』などと言える立場ではないと考える。