前回のブログでも触れたように、今日は午後4時からのライブに行って参りました。

・ウイリアムス浩子さん(vo)
・井上智さん(g)
・名雪祥代さん(sax)

の御三方によるライブ。

会場は満席、しかも結構な人数の在仙ミュージシャンが後学の為、観に足を運んでいました。

注目度の高さが良く判ります。


浩子さんの深く、しなやかで芯の通った強さと優しさを湛えた歌声。

井上さんの余分な音数を削ぎ落としながらも、しっかりとグルーヴし会話するようなギタープレー。

そして、僅かな時間でこうも柔らかく豊かな音色に変貌を遂げたか!?と驚かせてくれた名雪さん。

この御三方の音とアイコンタクトによる、会話のような演目の数々。


(今から名雪さんには、復帰した際に我が子を抱いて得た時の感動・感情を反映した『Waltz for Debby』『Alice in wonderland』の演奏を期待してしまいます♪)



浩子さんの今回の演目では、

・バースから歌い綴られた『All The Things You Are』

・いずれは彼女の代名詞とも言える演目になるであろう『A Nightingale Sang In Berkeley Square』

・チャップリンが遺した名曲『Smile』

が印象的で、Smile では演目として入れて良いものか、思い悩んだ事も明かしてくれました。

終演後、浩子さんにご挨拶して、

Smile を聴いて福島のお客様の『前進する為に笑顔でいるんだ、悲しんでばかりは居られない!』という言葉を思い出した事。

震災後、心配してメッセージを頂いたお礼を伝え、

「12月に出るであろう新譜と再会を楽しみにしています!どうか、お身体をお大事に。」と言ってお別れしてきました。


久々に目頭が熱くなり、胸にグッと来る『Smile』を聴けた気がします。

素晴らしい一時でした。