先日、ラジオで話題になっていた映画『セヴァンの地球のなおし方』に関して。

1992年、ブラジルで開催された地球サミットにおいて行なわれた、当時12歳の少女“セヴァン・スズキ”のスピーチが話題となった。

『直し方が分からないのに、地球を壊さないで下さい!』

といった主旨のスピーチ。

リンカーン大統領やキング牧師と並ぶ、伝説のスピーチとまで言われている。


それに関して触れたラジオ放送を、南相馬市のお客様も聴いていたらしく、互いにあるイメージにたどり着いた。


『原発』と『バベルの塔』

それである。


万が一の時に、放射能物質を無毒化・無害化する具体的な方法・処方を見つけられぬまま、

便利を享受する事(+)に注視し、反動の部分(-)に対する備えが万全ではなかったのでないか?


ただひたすら、高く高くバベルの塔を造り、畏怖・畏敬の念を忘れ、神の領域へ立ち入らんとし、神の逆鱗に触れた人々のように。

原発は、現代版バベルの塔なのではないかと…。