今日、東電の社長が福島から避難されている方々の所へ。

その一場面で、避難されている方に問い詰められた際、

『…、今回の地震は予想出来なかった大きさ…』といった感じの物言いで有った。

今になってもこの人は、まだ何を言っているんだ?というのが、正直な感想。


千年以上前に貞観大津波で、今回と同程度の冠水被害が有った史実を、政府・東電は2009年には掴んでいたと、日経新聞に掲載されている。

つまり、予想出来なかったのではなく、予想しようとしなかった・想像しようとしなかったのである。

もともとIAEAから、津波被災時の緊急電源の確保が脆弱、とも指摘されていたとも聞く。


また、1・2号機の耐用年数(30年)を超えての稼働に際し、

東電は“稼働効率が悪い”との理由から、2年に1度の定期点検を3年に1度へ変更していたと、避難されていた福島のお客様から聞き、

安全面での基準を、易きに設定するような会社体質なんだなぁと愕然とした。

仮に東京直近に原発建設と想定した場合、

東電は、同じような緩い基準設定をしたであろうか?

政府もそれを許しただろうか?

という疑問が残る。