今日ようやく観てきました。

深津絵里さんがモントリオール映画祭での受賞となり、まだまだ人の入りも好調でした。

海外の映画祭での受賞効果は、やはり大きいようですね。

深津さんの今映画での存在感は、

ドン!と迫ってくるというより、

隅々にじわーっと広がり、空間を染めてしまうようなモノでした。

その為か、深津さん1人で映る場面のカット割りが素晴らしく、まさに“画になる”女優とはこういう事か!と感嘆。


また一番大事な事は、この作品自体に非常に力が有るという点。

誰が、何を以て悪人なのか?

人それぞれが持ち合わせている心の醜い部分を、観る者へ顕にする事で、より考えを巡らせられるのです。

自分にとっては、終始弛みなく、集中して観る事が出来た久々の秀作でした。