咲いた後、雨に濡れる毎、そして時を経る毎に、

色彩を変え、萎れ落ちゆく花弁の如く、

心移ろい、色褪せて、いずれ何処かへ消えるのだろうか?

それが世の常と諦めてもみたい…。

今はただ、じっと花を静かに眺めていよう。

いずれ同じように、己の心も移ろう事を信じて。